総務BPOで出来ることとは?代表的な3つの例を紹介

総務BPOで出来ることとは?代表的な3つの例を紹介

日々の業務に追われ、本来やるべき企画業務などが後回しになっていませんか? そのような課題を解決する一手として、今「総務BPO」が多くの企業で注目されています。

電話や来客対応、備品の発注、膨大な申請書類のチェック…。総務の仕事は多岐にわたるため、気づけば定型業務だけで一日が終わってしまう、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「会社の成長を支える戦略的な仕事がしたい」という想いとは裏腹に、目の前の雑務に忙殺されていては、本来の力を発揮することは難しいかもしれません。

この記事では、そんな多忙な総務担当者の皆さまが、日々の定型業務から解放され、本当に価値のある「コア業務」に集中するための具体的な方法を解説します。総務BPOをうまく活用し、戦略的な総務へと生まれ変わるためのヒントを、ぜひ見つけてください。

目次

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    なぜ今「総務BPO」が注目されるのか?その背景を解説

    近年、多くの企業で「総務BPO」という言葉が、大きな注目を集めるようになりました。

    このBPOとは、「ビジネス・プロセス・アウトソーシング」の頭文字をとった言葉で、簡単に言うと、自社の業務プロセスの一部を、外部の企業へお任せすることを指します。

    特に、会社全体の運営を支える「縁の下の力持ち」ともいえる総務部門は、その重要な役割とは裏腹に、業務範囲が非常に広いことから多くの課題を抱えやすい部署でもあります。

    例えば、深刻化する人手不足の問題や、リモートワークをはじめとする働き方の多様化への対応など、現代の企業が直面する変化の波は、従来の総務のあり方を見直す大きなきっかけとなっています。


    これからの総務部門には、単に日々の業務をこなすだけでなく、会社全体をより良くしていくための「戦略的な部門」へと進化することが強く求められているのです。

    このような社会的な背景から、日々の繰り返し発生する定型的な業務を外部のプロフェッショナルに委託し、それによって生まれた時間や人的リソースを、より付加価値の高い重要な業務に集中させるという考え方、すなわち「総務BPO」が、企業の持続的な成長を実現するための非常に有効な手段として、多くの経営者や管理者から熱い視線を集めていると言えるでしょう。



    1-1. 少人数で抱え込む総務の業務過多問題

    皆さんは、「総務部門のお仕事」と聞いて、具体的にどのような業務を思い浮かべるでしょうか。

    実際には、オフィスで使う備品の管理や発注、会社の代表電話や来客への対応、社内規程の作成や更新、社員の働きやすさを支える福利厚生の手続き、さらには社内イベントの企画や運営まで、その業務内容は驚くほど多岐にわたります。

    これだけ幅の広い業務を、多くの企業では残念ながら限られた人数の担当者だけでなんとかこなしているのが実情です。

    その結果として、担当者一人ひとりの業務負担が非常に大きくなり、日々のルーティンワークに追われて残業が当たり前になってしまったり、本来じっくりと時間をかけて取り組むべきである業務改善や新しい企画の立案などが、どうしても後回しになったりするケースが後を絶ちません。


    このような慢性的な業務過多の状態は、担当者のモチベーション低下や心身の疲弊を招くだけでなく、最悪の場合、優秀な人材の休職や離職といった事態につながる深刻なリスクもはらんでいます。

    これは、単なる部署内の問題にとどまらず、会社全体の生産性や競争力の低下にも直結するため、決して見過ごすことのできない経営上の重要な課題であるといえるのです。


    1-2. 働き方改革やDX推進へ!戦略的総務への転換

    現代の企業経営において、従業員一人ひとりがより柔軟で、かつ効率的に働くことができる環境を整える「働き方改革」や、AIやクラウドサービスといったデジタル技術を積極的に活用して、業務プロセスやビジネスモデルそのものを根本から変革する「DX(デジタルトランスフォーメーション)推進」は、もはや避けては通れない最重要テーマとなっています。

    そして、これらの全社的な一大プロジェクトを企画し、現場を巻き込みながら推進していく中心的な役割を期待されているのが総務部門です。

    しかしながら、前の項目でお話ししたように、日々の電話対応や書類作成といった定型業務に忙殺されていては、新しい社内制度をゼロから考えたり、業務効率化に繋がる最新のITツールを比較検討して導入したりといった、創造的で付加価値の高い「戦略的総務」としての仕事に十分な時間を割くことは極めて困難です。


    そこで、このジレンマを解決する切り札として、総務BPOが大きな力を発揮します。

    定型業務を思い切って外部の専門家へ委託することで、総務担当者は日々の雑務から解放され、会社の未来を創るための重要なミッションに集中できる貴重な時間を確保できるようになります。

    このような動きは、企業変革を加速させるための戦略的な一手として、今まさに多くの企業で活発化しているのです。


    総務BPOで委託できる業務とは?具体的な3つの事例

    「総務BPO」という言葉のメリットは理解できても、具体的にどのような業務を外部の会社に任せられるのか、いまいち具体的なイメージが湧かないという方もいらっしゃるかもしれません。

    総務の仕事は非常に多岐にわたるため、BPOを活用してアウトソーシングできる業務も、実は驚くほど幅広いのが特徴です。

    ここでは、特に多くの企業で導入が進んでおり、高い業務効率化の効果を上げている代表的な3つの業務委託の事例を、分かりやすくご紹介します。

    これらの具体的な事例を通じて、皆様の会社の総務部門が現在抱えている課題を解決するためのヒントを見つけてください。




    2-1. 属人化を防ぐ「社内問い合わせ窓口」の一元化

    「この経費の申請方法って、以前も聞いたけど誰に聞けばいいんだっけ?」あるいは「オフィスの備品が欲しいんだけど、どういう手続きをすればいいの?」といった、社内からの様々な問い合わせが、特定の詳しい担当者一人に集中してしまっている、という状況はありませんか?

    このような、特定の個人にしか業務の進め方やノウハウが分からない状態は「属人化」と呼ばれ、多くの組織で問題視されています。

    なぜなら、その担当者が休暇を取ったり、異動や退職で不在になったりした際に、業務が完全に滞ってしまうリスクがあるからです。

    また、担当者の経験や知識によって回答の品質にばらつきが出てしまう原因にもなります。


    総務BPOを活用して、こうした社内からの問い合わせに対応する専用の窓口を外部に設けることで、これらの問題を一挙に解決できます。

    専門のトレーニングを受けたオペレーターが、事前に整備されたFAQやマニュアルに沿って一元的に対応するため、誰からのどんな問い合わせに対しても、常に均一で高い品質の回答を、迅速に提供することが可能になります。

    これにより、総務担当者はひっきりなしにかかってくる問い合わせ対応に貴重な時間を奪われることなく、本来集中すべき企画業務などに専念できるようになり、結果として組織全体の生産性向上にも大きく貢献するのです。


    2-2. コア業務に集中できる「代表電話受付」の代行

    会社の「顔」とも言える代表電話の受付業務は、お客様や取引先からの第一印象を左右する、非常に重要な役割を担っています。

    しかしその一方で、例えば重要な企画書の作成や、複雑なデータ分析といった高い集中力が求められる業務の最中に電話が鳴ると、作業が中断され、集中していた思考が途切れてしまう大きな原因にもなりがちです。

    特に、限られた人数で運営している総務部門では、この電話対応が特定の担当者にとって大きな精神的・時間的な負担になっているケースも少なくありません。

    このような課題を解決するために、代表電話の受付業務をBPOサービスに委託するという選択肢が非常に有効です。


    専門のBPOベンダーに電話対応を任せることで、総務担当者はこうした業務の中断から完全に解放され、本来最も注力すべきである企画業務や業務改善活動といった、企業の成長に直結する「コア業務」に専念するためのまとまった時間を確保できます。

    さらに、トレーニングを受けたオペレーターが、常に丁寧に一次対応を行うため、電話をかけてきた相手に好印象を与え、会社のイメージアップにも貢献してくれるという、付加的なメリットも期待できるでしょう。


    2-3. 効率化と精度向上を実現する「各種社内申請受付」

    日々の企業活動の中では、交通費の精算申請、出張の事前申請、備品の購入依頼、あるいは休暇の取得届など、実に様々な種類の社内申請が絶えず発生します。

    これらの申請書類の内容を一つひとつ丁寧にチェックし、承認ルートに乗せ、最終的に処理を完了させていく一連の作業は、申請の数が増えれば増えるほど、膨大な時間と手間がかかるものです。

    また、どれだけ注意深く作業していても、人間が手作業で行う以上、どうしても入力ミスや確認漏れといったヒューマンエラーが発生するリスクを完全にはなくせません。

    こうした課題に対し、BPOサービスを活用すれば、各種申請の受付から、記載内容の厳密な確認、システムへのデータ入力、そして万が一不備があった際の申請者への差し戻し連絡まで、一連のプロセスを一括して任せることが可能です。


    確立された業務ルールと専用のシステムに沿って、専任のスタッフが正確かつ迅速に処理を行うため、業務のスピードが向上するだけでなく、ミスの発生を大幅に削減することにもつながります。

    これにより、申請業務全体の品質と精度を飛躍的に高めることができ、内部統制の強化という観点からも大きなメリットが期待できるのです。


    総務BPOを成功に導くパートナー選びのポイント

    総務BPOを導入し、業務効率化や生産性の向上といった期待される成果を最大限に引き出すためには、自社の課題や企業文化にぴったりと合った、心から信頼できるパートナー企業を選ぶことが何よりも重要になります。

    現在、BPOサービスを提供している企業は数多く存在し、それぞれに得意とする業務分野やサービスの特徴、価格帯などが異なります。

    もし「どこに頼んでも大体同じだろう」と安易に価格だけで決めてしまうと、期待していたほどの効果が得られなかったり、かえって委託先とのコミュニケーションに余計なコストや時間が増えてしまったりする可能性も十分に考えられます。


    そこでこの章では、総務BPOを成功へと導くために、パートナーとなるBPO企業を選ぶ際に特に重視すべきポイントについて、具体的に解説していきます。

    ここで挙げるポイントを参考に、複数の企業をじっくりと比較検討してみてください。


    3-1. 実績と専門性で選ぶ!信頼できるBPOサービスの見極め方

    信頼できるBPOサービスを見極める上で、まず最初に確認したいのが、その企業の「実績」です。

    特に、自社と同じ業界の企業や、同じくらいの企業規模の会社での導入実績が豊富かどうかは、非常に重要な判断材料となります。

    豊富な実績があるということは、それだけ多くの企業の多種多様な課題を解決してきた証であり、様々な状況に柔軟に対応できる実践的なノウハウが社内に蓄積されていることの裏返しでもあるからです。

    また、単に言われた業務を代行するだけでなく、総務業務に関する深い知識と高い「専門性」を持っているかどうかもしっかりとチェックしましょう。


    例えば、現状の業務フローに潜む問題点を的確に指摘し、より効率的な業務の進め方を積極的に提案してくれるような、コンサルティング能力があるかどうかも重要なポイントです。

    さらに、個人情報や機密情報を扱う上で、セキュリティ体制が国際的な基準を満たすほど万全であるか、といった点も必ず確認すべき項目です。

    目先の価格だけで安易に選ぶのではなく、こうした付加価値を総合的に提供してくれるパートナーを選ぶことこそが、総務BPOを真の成功へと導く鍵を握っているといえるでしょう。


    3-2. 幅広い総務業務に対応!まずはベンダーへ無料相談

    この記事では、総務BPOで委託できる代表的な業務として「社内問い合わせ窓口」「代表電話受付」「各種社内申請受付」の3つを例に挙げてご説明しましたが、これらはBPOで対応可能な業務のほんの一例に過ぎません。

    実際には、契約書の管理やファイリングといった文書管理業務、オフィスのレイアウト変更や大規模な移転プロジェクトのサポート、全社員の健康診断の手配や管理、さらには多種多様な福利厚生サービスの窓口業務など、BPOの対象となる総務業務は非常に多岐にわたります。

    しかし、自社の総務部門が抱える数多くの課題の中で、「一体どの業務を、どこまでの範囲で外部に任せるのが最も効果的なのか」を自社だけで判断するのは、なかなか難しいものです。


    そんな時は、あれこれ悩む前に、まずBPOの専門家へ相談してみるのが一番の近道です。

    私たちパーソルビジネスプロセスデザインをはじめ、多くのBPOサービス提供企業では、お客様の課題をヒアリングし、最適な解決策をご提案するための無料の相談窓口を設けています。

    専門のコンサルタントが、お客様の状況を丁寧に伺い、課題解決に向けた最適なプランをご提案しますので、まずは気軽に自社の状況をお聞かせください。それが、戦略的総務への変革に向けた大きな一歩となるはずです。

    総務BPOに関するご相談はこちらから

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