~NECネッツエスアイのデータ集計作業工数を約4割削減し、持続可能な脱炭素経営に貢献~
総合人材サービス・パーソルグループのパーソルプロセス&テクノロジー株式会社(東京都江東区、代表取締役社長:市村 和幸、以下「パーソルP&T」)は、かねてより国内有数のシステムインテグレーターであるNECネッツエスアイ株式会社(東京都港区、代表取締役執行役員社長:牛島祐之、以下「NECネッツエスアイ」)に、CO2排出量の算定・可視化の領域における、実行支援のサービス*1を提供してまいりました。それをふまえ、今回新たにbooost technologies株式会社(東京都品川区、代表取締役:青井宏憲、以下「booost technologies」)が展開するサステナビリティ経営を加速するためのプラットフォーム「booost Sustainability Cloud」のアプリケーションの一つである、「booost GX」の導入支援を行ったことを発表いたします。
一連の支援を通してNECネッツエスアイの活動量データ収集・整理・算定などに要する作業工数の約4割を削減することができました。これにより、カーボンニュートラルの達成に向け、持続可能なCO2排出量可視化の構築に貢献しました。
- https://www.persol-pt.co.jp/news/2022/07/21/6315/(2022年7月リリース記事)
NECネッツエスアイ社への支援内容
<背景>
NECネッツエスアイグループは「持続可能で、豊かに響きあう社会の実現」に向け、企業活動や事業を通じて、安心・安全で快適な暮らしおよび地球環境の維持、改善に向けサステナビリティ経営に力を入れています。
カーボンニュートラルの達成に向けて、CO2排出量の把握するために必要なデータの収集・算定などを行う必要がありましたが、専門性が高く、対応できる人材が限られている、といった課題を抱えていました。
<支援内容>
パーソルP&Tでは、脱炭素経営を目指す企業に対して「GXコンサルティングサービス」を展開しています。
今回のケースでは、以下の2つの支援によって、NECネッツエスアイの活動量データ収集・整理・算定などに要する作業工数を約4割削減し、脱炭素経営に向けたカーボン・マネジメント*2の構築に貢献しました。
- 2 組織が温室効果ガスの排出状況を適切に把握し、温室効果ガス排出量の抑制・削減に向けた取り組みを継続的に実施すること
支援① CO2排出量の算定の実行支援
scope3の一部カテゴリーの算定対象であった約22万件のデータについて、データに含まれる品目情報に着目。品目情報の構成などからロジックを設計の上、データの精査により約30種に分類。更にそれぞれの分類に対し、適切な排出原単位との組み合わせを事前設計することで算定を自動化。これまで2~3週間要していた算定に関わる対応時間を約1時間まで短縮する、などの業務効率化を実現。また一連の作業改善、フロー手順の整理、手順の可視化などNECネッツエスアイCO2排出量算定マニュアルを制定しました。結果、カーボンニュートラルの達成に向け、持続可能なCO2排出量可視化の運用構築に貢献しました。
支援②「booost GX」の導入支援
支援①によるデータの把握状況を踏まえ、「booost GX」の導入を支援。さらに、サプライチェーンの膨大な活動量のデータ整理・クレンジング実行、取り組みフローや手順書作成など整備し、ツールへのデータ投入など事前準備の運用構築や一部の実務を担いました。今後もツールを利用・活用していくためのサポートや、管理・改善においての支援を継続してまいります。
今回サービスを採用いただいたNECネッツエスアイ様からのエンドースコメントを紹介いたします。
本件の導入については、2022年2月からの着手となりましたが、ほぼ2か月の短期間で2020年度と2021年度のScope1,2,3に関するデータ投入がパーソルプロセス&テクノロジー株式会社の支援もあって完了することが出来ました。2か月という短期間でデータ投入が実現できたのは、booost technologies社とパーソルプロセス&テクノロジー株式会社と当社で連携構築体制を確立できたことに尽きると考えています。
データ投入について、進捗状況、課題、対応方針など適時ディスカッションを行うことで、課題の早期解決、実行に結び付けることが出来ました。
今回の導入により、当社として脱炭素社会の実現に向けた第一歩を踏み出せたと感じています。
「booost GX」を活用したCO2排出量の可視化を通じた社員の気づき、啓発活動、意識改革から、当社が掲げる中期計画「Shift up 2024」における「全事業を気候変動対応へ」の実現を加速化させます。
また、引き続きCO2排出量データの精緻化に取り組むとともに、当社内の各システムとのデータ連携を実現し、データ入力の省力化とリアルタイム性のある可視化の実現を目指したいと考えています。
NECネッツエスアイ株式会社
カーボンニュートラル推進本部 本部長
池田 一洋
「GXコンサルティングサービス」について
詳細はこちら:https://www.persol-pt.co.jp/service/gx/
「booost Sustainability Cloud」について
※本件は、CO2排出量の算定・削減により脱炭素経営を加速させる「booost GX」を活用。
詳細はこちら:https://booost-tech.com/solutions/bsc/
NECネッツエスアイ株式会社について<https://www.nesic.co.jp/>
NECネッツエスアイは、企業、通信事業者、官公庁や社会インフラ事業者といったさまざまなお客さまに対し、幅広い情報通信システムをSIから施工・サービスまで一貫して提供しています。パートナーとの共創でお客さまの期待を超える価値を提供し続けるコミュニケーションサービス・オーケストレーターとして、より快適で便利なコミュニケーションが行われる豊かな社会の実現を目指しています。
booost technologies株式会社について<https://booost-tech.com/>
持続可能な未来を次世代に残すため、Technologyの力でNET-ZEROの実現を目指します。
サステナビリティ経営を加速するためのプラットフォーム「booost Sustainability Cloud」を提供しています。構成アプリケーションとして、CO2排出量の見える化・カーボンオフセット・報告レポート等のGX(グリーン・トランスフォーメーション)を促進する「booost GX(旧ENERGY X GREEN)」、サプライチェーン全体のCO2排出量の見える化を実現する「booost Supplier」、ESGの開示項目を見える化しESGパフォーマンス向上につなげる「booost ESG」、 CO2フリー電力等の調達や供給を可能とする「booost Energy(旧ENERGY X)」を展開し、コンサルティングサービスと合わせてNET-ZERO/ESGリーダーのSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)を支援しています。
パーソルプロセス&テクノロジー株式会社について<https://www.persol-pt.co.jp/>
パーソルプロセス&テクノロジー株式会社は、人・プロセスデザイン・テクノロジーの力で、人と組織の生産性を高めることを使命としています。
お客さまの事業課題に応じたコンサルティングやシステム開発、アウトソーシングのほか、人とテクノロジーが共存できる社会を目指し、RPAやAIなどを駆使した最新のテクノロジーやサービスを提供してまいります。
パーソルグループは、「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに、人と組織にかかわる多様な事業を通じて、持続可能な社会の実現とSDGsの達成に貢献していきます。