【厳選ツール5選】セールスイネーブルメントに役立つツールは?営業組織全体のレベルを底上げする

【厳選ツール5選】セールスイネーブルメントに役立つツールは?営業組織全体のレベルを底上げする

営業現場における生産性の向上や成果の最大化は、多くの企業にとって永遠の課題です。

 

そんな中、注目を集めているのが「セールスイネーブルメント(Sales Enablement)」というアプローチ。

営業組織が、組織としてより効果的・効率的に成果を出せるようになるための、環境や支援体制を整えるという考え方です。

 

最近では、この取り組みを支えるさまざまなツールも登場しており、導入企業が増えています。

本コラムでは、セールスイネーブルメントの基本と、それを加速させるために活用されている代表的なツールについてご紹介いたします。

目次

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    セールスイネーブルメントとは?

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    セールスイネーブルメントとは、飛び抜けて優秀な一部の営業担当者(ハイパフォーマー)だけでなく営業組織全体が、顧客に対して一貫性のある価値提案を行い持続的に成果を上げていくための仕組みを整備することを指します。


    単なる営業スキルの強化やツールの導入にとどまらず、「正しい人に、正しい情報を、正しいタイミングで届ける」ための全社的な仕組み作りとプロセス再構築が求められます。

    具体的には、ハイパフォーマーの行動分析から生まれたトレーニング、ナレッジ共有、進捗データの可視化などが挙げられます。

    これにより、個々の営業担当者のスキルや経験に依存せず、誰でも一定水準の成果を出せる環境が整います。

    「セールスイネーブルメント」という言葉の定義は明確に定まっているものではありませんが、営業組織全体のレベルを底上げする、という目的のためにおこなう施策を指すことは間違いありません。


    ご自身の営業組織でセールスイネーブルメントを取り入れる際には、営業組織全体のレベルを底上げするためにはどこがボトルネックとなっているのか把握しておくことがとても大切です。


    セールスイネーブルメントにはツールが必要なのか?

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    セールスイネーブルメントを実現するためには、理念や戦略だけでは不十分です。

    実行フェーズにおいては、専用のツールが不可欠です。


    その理由の一つは、情報量の多さと業務の複雑性にあります。

    営業担当者が扱う資料、顧客データ、進捗管理情報などは膨大であり、これを手作業や属人的な方法で運用していては、組織として営業成果を最大化することは困難です。


    たとえば、SFAとも連携して営業活動の進捗をリアルタイムで可視化しKPIと連動して改善を促す「営業ダッシュボード」、商談の内容を自動で解析し最適なトークスクリプトを生み出す「商談解析ツール」、営業資料の一元管理や利用状況のトラッキングを可能にする「セールスコンテンツ管理ツール」などが代表的なツールです。


    これらのツールを活用することで、営業現場における生産性が向上し、スピード感ある対応や継続的な改善が可能になります。

    特に、複数拠点やリモートワーク環境での営業体制では、ツールの活用が競争力に直結します。

    最適なツールの導入と運用は、セールスイネーブルメントの成否を左右する重要な要素です。


    セールスイネーブルメントに役立つツール5選

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    ここからは、セールスイネーブルメントに役立つツールを5つ、厳選してご紹介いたします。

    ご自身の営業組織がありたい姿を思い描きながら、これから自組織に必要とされるツールはどれなのか考えてみてください。


    SALESCORE

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    SALESCORE株式会社が運営する「SALESCORE(セールスコア)」は、営業データの集約・分析から売上が上がるエッセンスを特定し、

    導き出した最適な方法論を仕組化し展開するまでの一連の流れを支援するセールスイネーブルメントSaaSです。

    各種SFAと連携し、リアルタイムで営業のKPI管理が可能なほか、Excelライクにデータ入力ができるので、営業現場での入力負荷が軽減。

    より正確なデータに基づいて無理なくセールスイネーブルメント施策を実現することができます。


    FrontAgent

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    Umee Techonologies株式会社が運営する「Front Agent®」は、商談の勝ち筋を可視化する「話術AI」です。

    オンライン商談のデータを可視化・分析し、メンバーのアクションや顧客の興味ポイントを特定。

    商談の "勝ち筋" を見つけ、トークスクリプトの改善や営業スキルのナレッジ化を促進することができます。


    AUTOMETA

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    パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社が運営する「AUTOMETA(オートメタ)」は、

    ビジネス資料をAIが自動で整理・検索・活用・作成するツールです。

    営業組織に散在している資料を自動で整理することで、営業組織の「ナレッジ共有」「資産化」を促進し、営業組織全体のレベル底上げにつなげることができます。


    ACES meet

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    株式会社ACESが運営する「ACES Meet」は、さまざまな会議シーンを可視化しAI・ソフトウェアで業務効率を向上させるツールです。

    ブラックボックスになりがちな会議・商談を可視化することで、議事録作成・情報共有の効率化を通じ、営業人材の育成なども加速することができます。


    Magic Moment Playbook

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    株式会社Magic Momentが運営する「Magic Moment Playbook」は、あらゆる商談を自動で構造化して記録する「入力のいらないCRM」です。

    入力の有無に依存せず、現場の活動がそのままデータ化されるため、ブラックボックスになりがちな個々の動きをリアルタイムに可視化。

    蓄積された活動データは、商談状況・提案傾向・成果との相関を可視化したダッシュボードとして活用。

    勘と経験ではなくデータに基づいたマネジメントや戦略設計が可能になります。


    セールスイネーブルメントに役立つツールで成果を出すには?

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    セールスイネーブルメントに関連するツールは多機能であるがゆえに、ただ導入しただけでは期待する成果を得られないケースも少なくありません。

    真に効果を発揮させるためには、自社の営業プロセスや組織体制に最適化された設計・運用が必要であり、その実現には専門的な知見を持つコンサルタントの支援が欠かせません。

     

    たとえば、現在の営業プロセスの分析・アセスメントや、活用状況の定量的なモニタリングと改善施策の設計、そしてツールとSFAとの連携などは、営業現場の業務理解とテクノロジーの知識を両立しているプロ人材でなければ困難です。

    また、現場の営業メンバーの運用定着を支援するトレーニング設計も、ツール活用の成否を大きく左右します。

     

    さらに、営業成果との因果関係を可視化し、継続的に成果を出し続けるためのKPI設計・PDCA運用を整える上でも、外部視点を取り入れたコンサル支援は有効です。

    ツール活用を一過性の取り組みで終わらせないためにも、コンサルタントの伴走は戦略的投資といえるでしょう。


    まとめ

    いかがでしたか?

    本記事では、営業組織全体のレベルを底上げするための、セールスイネーブルメントに役立つツールを5つ厳選してご紹介いたしました。

    営業成果を一部のハイパフォーマーのみに依存していては、人の入れ替わりが発生した際に大きく売上が変動してしまい、安定した売上基盤の確保が難しくなります。

    セールスイネーブルメントの考え方を取り入れて「誰もが売れる営業組織」を実現できれば、事業全体の成長に大きく貢献できることは間違いありません。

     

    パーソルビジネスプロセスデザインでは、セールスイネーブルメントをはじめとする営業組織へのさまざまなご支援を行っております

    営業領域でお悩みをお持ちの方は、お気軽にご相談ください。


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