RPA×AIで実現!経理・人事のバックオフィス自動化5選

RPA×AIで実現!経理・人事のバックオフィス自動化5選

「RPAを導入して単純作業は自動化したけれど、結局『判断』が必要な業務は手作業のまま…」
バックオフィス業務の効率化を進める中で、このような壁に突き当たっていませんか?

毎月届く形式の違う請求書の処理や、膨大な応募書類の確認など、ルール化しにくい業務に追われ、本来やるべき付加価値の高い仕事に集中できない、といったお悩みは少なくないはずです。

もし、その人間による「判断」までも自動化できるとしたら、あなたの会社の業務はどのように変わるでしょうか。

実はその鍵を握るのが、RPAとAIの連携です。RPAが「正確な手足」となり、AIが「考える頭脳」となることで、これまで不可能だった高度な業務自動化が実現します。


本記事では、このRPAとAIを組み合わせたバックオフィス業務の自動化について、経理・人事の具体的な5つの事例を交えながら、分かりやすく解説します。

目次

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    RPAとAIエージェントの違いとは?基本からわかりやすく解説


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    業務の自動化を進めようと考えたとき「RPA」と「AIエージェント」という二つの言葉を耳にする機会が増えているのではないでしょうか。これらはどちらも業務を効率化してくれる心強い味方ですが、実は得意なことや役割が全く異なります。
    まず、RPAについてご説明します。RPAは「Robotic Process Automation」の略で、日本語では「ロボットによる業務自動化」と訳されます。これは、あらかじめ人間が決めたルールや手順に沿って、パソコン上の作業を正確に繰り返すのが得意な、いわば「忠実な作業ロボット」のような存在です。
    例えば、毎日決まった時間に特定のウェブサイトからデータをコピーして、Excelファイルに貼り付けるといった、繰り返しの多い定型業務を自動化するのに非常に向いています。人間が作成したシナリオ(指示書)通りに、24時間365日、疲れ知らずで作業を実行してくれるのが大きな特徴です。
    一方で、AIエージェントは、まるで「賢いアシスタント」のように、自分で考えて状況を判断し、行動することができる技術です。単に指示されたことをこなすだけでなく、データや状況を分析して、その場で最適な行動は何かを自ら選択します。
    このように、RPAが「指示通りに動く手足」だとすれば、AIエージェントは「自ら考える頭脳」という側面も持っています。この根本的な違いを理解することが、自社のどの業務にどちらが適しているのか、あるいは両方をどのように組み合わせれば最大の効果が得られるのかを考えるための、第一歩となるのです。


    1-1. 【比較表】一目でわかるRPAとAIエージェントの役割

    RPAとAIエージェントの違いを、それぞれの役割に注目して、もう少し具体的に比較してみましょう。まず、RPAの主な役割は、ずばり「実行」することです。人間が事前に設定したルールやシナリオに基づいて、パソコン上で行われるクリックやキーボード入力といった操作を、寸分たがわず正確に再現します。
    RPA自身が何かを考えたり、判断したりすることはなく、あくまで指示されたタスクを人間よりも速く、そしてミスなく処理することに特化しています。これは、まるで詳細なレシピ通りに料理を作るシェフのようなものです。レシピに書かれていないアレンジを加えることはできませんが、書かれている手順は完璧にこなしてくれます。
    それに対して、AIエージェントの役割は「判断」と「実行」の両方を担うことができる点に大きな違いがあります。集められたデータや置かれた状況を深く分析し「何をすべきか」を自ら考え、その判断に基づいてタスクを実行に移します。
    これは、お客様の好みやその日の気分、アレルギーの有無などをヒアリングした上で、おすすめの料理を提案し、調理まで行ってくれるシェフに似ています。このように、RPAが業務における「手足」の役割を担うとすれば、AIエージェントは「頭脳」と「手足」の両方を持ち合わせていると考えると、その違いがより明確にイメージできるのではないでしょうか。この根本的な役割の違いが、それぞれの得意分野を決定づけているのです。


    1-2. RPAが得意なこと:ルール通りの定型業務を自動化

    RPAがその真価を最大限に発揮するのは、ルールが明確に決まっている「定型業務」の自動化です。毎日、毎週、毎月といった決まったサイクルで発生し、手順が毎回同じで、人間の複雑な判断を必要としない繰り返しの多い作業は、まさにRPAの得意分野と言えるでしょう。
    具体的な業務としては、取引先から受け取った請求書データや従業員の勤怠データを、会計システムや給与システムへ入力する作業が挙げられます。また、複数のシステムから必要な情報を集めてきて、毎週作成する定型レポートを自動で作成する業務や、新しい顧客情報をリストに追記していく更新作業などもRPAに任せることができます。
    これらの業務は、人間が行うとどうしても入力ミスや確認漏れといったヒューマンエラーが発生しがちですが、RPAに任せることでその心配がなくなります。さらに、作業時間を大幅に短縮できるため、これまで単純作業に追われていた担当者は、より創造的で付加価値の高い、人間にしかできない業務に集中できるようになります。
    RPAは24時間365日、文句も言わず疲れ知らずで働き続けてくれる、まさに縁の下の力持ちです。日々の面倒な繰り返し作業から私たちを解放してくれる、非常に頼もしい存在なのです。


    1-3. AIエージェントが得意なこと:自律的な判断とタスク実行

    一方、AIエージェントが得意とするのは、RPAが苦手とする「判断」を伴う、より複雑で非定型的な業務です。AIエージェントは、事前に学習した膨大なデータや知識をもとにして、変化する状況に応じて自律的に考え、最適な行動を導き出すことができます。
    例えば、お客様から寄せられる問い合わせメールへの対応が挙げられます。AIエージェントがメールの内容を自然言語処理という技術で読み解き、お客様が何を知りたいのか、何を求めているのかという意図を正確に理解します。その上で、適切な回答文を自動で生成し、返信するといった活用が可能です。
    お客様からの問い合わせは、「製品の特定の機能がうまく動かない」といった技術的な質問まで多岐にわたりますが、AIエージェントはこれらの異なる内容を的確に区別し、それぞれに最適な情報を提供します。
    さらに、市場のトレンドデータを分析して将来の需要を予測し、最適な発注量を計算して提案したり、膨大な量の契約書や報告書の中から、関連性の高い情報を要約したりすることも得意です。このように、ルール化が難しく、人間の思考に近いプロセスが求められる場面でこそ、AIエージェントはその真価を最大限に発揮するのです。


    RPAとAIエージェントの組み合わせで実現する次世代の業務自動化


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    RPAとAIエージェントは、それぞれ単体でも業務効率化に貢献してくれますが、二つを組み合わせることで、次世代と呼べるレベルの業務自動化が実現可能になります。
    この連携を一言で表すなら、RPAが「手足」として正確な実行力を提供し、AIエージェントが「頭脳」として柔軟な判断力を提供する、最強のコンビネーションです。この連携により、これまで自動化のプロセス途中で必ず人間の確認や判断が必要だった業務全体を、始まりから終わりまで完全に自動化できるようになるのです。
    例えば、AIエージェントが顧客から届いた様々な形式の注文メールの内容を解釈・理解し、注文内容をデータ化します。そして、そのデータをRPAに引き渡し、RPAが基幹システムへ正確に入力するといった一連の流れが考えられます。
    これは、単なる作業の自動化というレベルを超えて、業務プロセスそのものが自律的に考え、動く「業務の自律化」への大きな一歩と言えるでしょう。この強力な組み合わせは、企業の生産性を飛躍的に向上させるだけでなく、従業員を単純作業から解放し、より高度で創造的な仕事へとシフトさせる可能性を秘めているのです。


    2-1. RPAの限界をAIエージェントがどう乗り越えるか

    RPAは非常に便利で強力なツールですが、万能ではなく、いくつかの限界も抱えています。その代表的なものが「ルール変更への弱さ」と「予期せぬ例外処理の難しさ」です。
    例えば、RPAが毎日データを取得しているウェブサイトが少しでも変更されると、RPAは目的のデータを見つけられなくなり、途端にエラーを起こして停止してしまいます。また、いつもと違うフォーマットの請求書が届いた場合など、決められたルールから外れた事態が発生すると、どう処理していいかわからなくなってしまうのです。
    ここで活躍するのがAIエージェントです。AIエージェントは、ウェブサイトの構造変化を自ら認識し、RPAが正しく動作するようにシナリオを自動で修正することができます。また、AI-OCRと連携させることで、様々なフォーマットの請求書からでも、AIが項目を判断し、必要な情報を柔軟に読み取ることが可能になります。
    このように、AIエージェントがRPAの「目」や「頭脳」の役割を補うことで、自動化が止まるリスクを大幅に低減させ、業務の範囲を格段に広げることができるのです。


    2-2. 判断から実行までを完全自動化する仕組み

    RPAとAIエージェントを連携させることで「判断」から「実行」までの一連の業務フローを、人間の手を介さずに完全に自動化する仕組みを構築できます。この仕組みにおいて、中心的な役割を果たすのが、全体を指揮する司令塔としてのAIエージェントです。
    まず、AIエージェントが、メールやチャット、PDFやWordといった各種ドキュメントなど、形式が定まっていない「非構造化データ」から情報を収集し、その内容を深く理解・分析します。そして、その分析結果に基づいて「次に何をすべきか」という最適なアクションを判断し、具体的なタスクへと分解していきます。
    その上で、分解された個々のタスクを、実行部隊であるRPAロボットたちに的確に指示します。指示を受けたRPAは、システムの操作やデータ入力、ファイルの転送といった定型的な作業を、指示通りに高速かつ正確に実行します。
    例えば、顧客からのクレームメールをAIエージェントが受信したとします。AIエージェントはまず内容の緊急度を判断し、もし緊急度が高いと判断すれば、即座に関係部署の担当者へSlackやTeamsで通知するRPAを起動させます。同時に、過去の類似クレーム事例を社内データベースから検索して、担当者に提示するといった連携も可能です。このように、人間が介在することなく、状況判断から具体的なアクションまでがシームレスにつながることで、業務のスピードと質が劇的に向上するのです。


    【事例5選】RPA×AIエージェントによるバックオフィス業務改革


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    RPAとAIエージェントの強力な組み合わせが、実際のビジネスシーンでどのように活用され、成果を上げているのでしょうか。特に、日々の定型業務が多く、効率化のニーズが高いバックオフィス部門では、この連携による業務改革が目覚ましく進んでいます。
    経理、人事、総務、法務、営業事務といった各部門で、これまで熟練した担当者の経験や勘に頼らざるを得なかった「判断」を伴う業務が、次々と自動化されています。これにより、生産性の向上はもちろんのこと、従業員の心理的な負担軽減にも大きく繋がっています。
    ここでは、具体的な5つの活用事例を通して、RPAとAIエージェントがどのように連携し、現場が抱えるどのような課題を解決しているのかを詳しく見ていきましょう。
    これらの事例は、きっとあなたの会社の業務改善のヒントになるはずです。ぜひ、自社の課題と照らし合わせながら、どのような自動化の可能性があるか、未来の働き方を想像してみてください。


    3-1. 経理:請求書処理の自動化と最適な仕訳の提案

    経理部門にとって、毎月大量に届く請求書の処理は、時間と手間がかかる非常に負荷の高い業務の一つです。自動化のニーズは非常に高いものの、取引先ごとに請求書のフォーマットがバラバラであるため、従来のRPAだけでは全ての請求書に対応することが困難でした。
    しかし、ここにAIエージェントを組み合わせることで、この長年の課題を解決できます。まず、AI-OCR(AI搭載の光学文字認識技術)が、様々な形式の請求書をスキャンし、記載されている重要な情報を高精度でテキストデータ化します。
    次に、AIエージェントがそのデータを解釈し、過去の取引履歴や社内の勘定科目ルールを学習した知識をもとに、それぞれの取引に最も適した仕訳を判断し、提案します。例えば「PC購入」という品目であれば「消耗品費」「コンサルティング費用」であれば「支払手数料」といった具合に、人間のように判断を下します。
    最終的に、AIエージェントが判断した仕訳データを実行部隊であるRPAに渡し、RPAが会計システムへ自動で入力作業を行います。この仕組みにより、手作業による入力ミスや担当者ごとの仕訳判断のばらつきがなくなり、業務品質が向上するだけでなく、月次決算の早期化にも大きく貢献します。


    3-2. 人事:採用候補者のスクリーニングと面接調整

    企業の成長に不可欠な採用活動において、日々大量に送られてくる応募書類に目を通し、自社が求める要件に合う候補者を見つけ出すという、非常に重要かつ時間のかかる作業に追われています。この候補者の一次選考、いわゆる書類スクリーニングの工程に、AIエージェントとRPAの連携が大きな力を発揮します。
    まず、AIエージェントが、応募者から提出された履歴書や職務経歴書の内容を、自然言語処理という技術を用いて詳細に解析します。そしてあらかじめ設定された基準に基づいて各候補者を客観的にスコアリングし、有望と思われる候補者を自動でリストアップします。
    これにより、人事担当者は、AIエージェントによって高評価と判断された候補者だけを重点的に確認すればよいため、選考の質を落とすことなく、時間を大幅に短縮できます。
    さらに、一次選考を通過した有望な候補者に対しては、RPAが自動で面接日程調整の案内メールを送信します。候補者からの返信内容に応じて、面接官と候補者の空き時間を照合し、会議室の予約とカレンダーへの予定登録までを完全に自動化することも可能です。


    3-3. 総務:複雑な問い合わせへの自動応答とナレッジ共有

    「オフィスの複合機のインクが切れたので交換してほしい」といった、社内から寄せられる多種多様な問い合わせに対応する総務部門。これらの問い合わせ対応にAIエージェントとRPAを活用することで、担当者の負担を劇的に軽減し、24時間365日対応可能なセルフサービス窓口を実現できます。
    まず、社員が社内ポータルやチャットボットに質問を入力すると、AIエージェントがその質問文の意図や背景を正確に理解します。そして、社内規定のマニュアルや過去のQ&Aといった膨大なナレッジデータベースの中から、その質問に最も適した回答を瞬時に見つけ出し、即座に返信します。
    AIエージェントは、「備品申請をしたい」といった具体的な依頼であれば、AIエージェントがRPAを起動させ、申請システムの入力画面を開いて必要な情報を転記するといった操作まで代行させることが可能です。
    この仕組みにより、社員は担当者の手を煩わせることなく、いつでも自己解決できるようになり、総務担当者はより専門性が求められる企画業務などに集中できます。また、問い合わせと回答の履歴がデータとして蓄積されていくため、ナレッジの属人化を防ぎ、組織全体の知識レベルの向上にも繋がるという副次的な効果も期待できます。


    3-4. 法務:契約書レビューの一次チェックとリスク管理

    法務部門における重要な業務の一つである契約書レビューは専門知識が必要とされるだけでなく、一字一句見落とせないため非常に時間がかかり、担当者の負担となっています。このレビュー業務の効率化と精度向上に、AIエージェントとRPAの連携が大きく貢献します。
    まず、AIエージェントは、自社の標準契約書テンプレートや、過去に締結した膨大な契約書データ、判例や法改正に関する知識をもとに、レビュー対象となる契約書を多角的に分析します。
    そして重要なチェックポイントを自動で抽出し、潜在的なリスクレベルと共にリストアップして担当者に提示します。
    法務担当者は要注意箇所を重点的に確認すればよいため、レビューにかかる時間を大幅に短縮できるだけでなく、人間では見落としがちなリスクの発見にも繋がります。レビュー完了後、修正箇所の管理や関係部署への確認依頼といった付随業務はRPAが担当することで、抜け漏れなく、よりスピーディーで安全な契約プロセスを実現します。


    3-5. 営業事務:受注処理と在庫確認の自律的な連携

    営業事務の現場では、様々な形式の注文書を見ながら、手作業で受注管理システムに情報を入力し、さらに在庫管理システムで在庫を確認するという作業が発生しています。このプロセスは一件のミスが大きなトラブルに繋がりかねないため神経を使う上、時間もかかるため、自動化による効率化が強く求められています。
    ここでAIエージェントとRPAを連携させると、この一連の業務が劇的に変わります。まず、AI-OCRやAIエージェントが、様々な形式のドキュメントから「顧客名」「商品コード」「数量」「希望納期」といった必要な情報を正確に読み取ります。
    次に、AIエージェントがその情報を基に在庫管理システムにリアルタイムでアクセスし、注文された商品の在庫が十分にあるか、引き当てが可能かを確認します。在庫が確保できた場合は、RPAに指示を出して受注システムへの登録を完了させ、顧客への受注確認メールを自動で送信します。
    もし在庫が不足している場合は、AIエージェントがその状況を「例外処理」として判断し、購買担当者へ在庫補充を促すアラートを通知するRPAを起動したり、納期調整の必要性を連絡したりします。このように、受注から在庫確認、さらには複雑な例外対応までを自律的に連携させることで、処理の迅速化とヒューマンエラーの撲滅を同時に実現できるのです。


    自社にAIエージェントを導入するための3つのステップ


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    ここまでご紹介した事例を通じて、RPAとAIエージェントを組み合わせた業務自動化の大きな可能性を感じていただけたのではないでしょうか。では、実際に自社へ導入するには、一体何から始めればよいのでしょうか。
    最新の技術だからといって、やみくもにツールを導入してもうまくいきません。期待した効果が得られないばかりか、かえって現場の混乱を招き、プロジェクトが失敗に終わってしまうことにもなりかねないのです。
    AIエージェント導入を成功させるためには、しっかりとした計画のもと、段階的に、そして慎重に進めていくことが何よりも重要です。ここでは、AIエージェントの導入を成功に導くための具体的な「3つのステップ」をご紹介します。
    このステップに沿って着実に進めることで、自社の課題に本当にマッチした、費用対効果の高いAIエージェント活用が実現できるでしょう。まずは難しく考えすぎず、一つひとつのステップを着実に踏んでいくことが、次世代の業務改革への最も確実な近道となります。


    4-1. ステップ1:現状業務の洗い出しと課題の特定

    AIエージェント導入を成功させるための最初の、そして最も重要なステップは、自社の業務を深く理解し、現状を正確に把握することから始まります。まずは、どの部署の、どのような業務に、どれくらいの時間や人員が割かれているのかを、先入観を持たずに客観的に洗い出してみましょう。
    具体的な方法としては、業務フロー図を作成してプロセス全体を可視化したり、日々の作業内容や困りごとを聞いたりすることが有効です。その上で自動化すべき課題を特定していきます。
    すでにRPAを導入している企業の場合は、RPAで自動化できている範囲と、その前後の工程で依然として人手に頼っている部分を明確にすることが、AIエージェントの最適な導入先を見つけるための大きなヒントになります。この地道で丁寧な現状分析こそが、導入効果を最大化するための強固な土台となるのです。


    4-2. ステップ2:スモールスタートで効果を検証する

    現状の課題が特定できたら、次はいよいよ導入の検討フェーズに入りますが、ここで大切なのは、いきなり全社的に大規模なシステムを導入しようとしないことです。リスクを最小限に抑え、着実に成果を出すためには「スモールスタート」で始めることを強くお勧めします。
    ステップ1で特定した課題の中から、比較的影響範囲が限定的で、かつ短期間で費用対効果が見込みやすい業務を、最初のパイロットプロジェクトとして選定しましょう。例えば、特定の部署における問い合わせ対応の自動化や、特定の主要取引先から届く請求書処理の自動化などが候補として考えられます。
    この小さな範囲でまずはAIエージェントを導入し、PoC(Proof of Concept:概念実証)と呼ばれる検証を行います。実際に業務時間がどれくらい削減できたか、AIの判断精度は問題ないか、現場の担当者はスムーズに利用できるか、といった効果を数値で測定し、新たな課題点を洗い出します。
    この小さな成功体験を積み重ね、その成果を社内に共有することで、AI導入への理解や協力を得やすくなります。そして、そこで得られた知見を活かしながら、徐々に対象範囲を拡大していくことが、最終的な全社展開を成功させるための最も確実な道のりと言えるでしょう。


    4-3. ステップ3:AIエージェント導入を成功させる専門家への相談

    AIエージェントの導入は、単にソフトウェアをパソコンにインストールすれば終わり、という簡単なものではありません。自社の特定の業務に合わせたAIモデルの選定やチューニング、既存の社内システムとの複雑な連携、そして導入後の継続的な運用・改善など、高度な専門知識と技術が求められる場面が数多く存在します。
    特に、AIという最先端技術を実際のビジネスに活かすには、技術的な知見だけでなく、対象業務への深い理解と、その両者を結びつけて解決策を導き出す構想力が不可欠です。これらすべてを自社のリソースだけでカバーするのは、決して簡単なことではありません。
    そこで重要になるのが、私たちのような外部の専門家の力を積極的に活用することです。AIエージェント導入の専門家は、豊富な知識と様々な業界での成功・失敗事例をもとに、あなたの会社の状況や課題に合わせた最適な導入計画を立案し、提案してくれます。
    どの技術を選べばよいかという悩みから、導入後の運用サポート、頼れるパートナーとしてプロジェクトに寄り添い、伴走してくれる存在は、AI導入を成功に導く上で、非常に心強い味方となるはずです。


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