リモートワークの出退勤管理の方法は?課題とおすすめツール10選も解説

リモートワークの出退勤管理の方法は?課題とおすすめツール10選も解説

テレワークやリモートワークの普及に伴い、人事・労務担当者を悩ませているのが「従業員の正しい労働時間の把握」です。

「自宅だとついダラダラ残業をしてしまう」「中抜け時間をどう扱えばいいのか」「自己申告の打刻が本当に正しいのかわからない」といった課題は、放置するとサービス残業や労働基準法違反のリスクに直結します。


本記事では、リモートワークにおける出退勤管理の必要性から、管理方法、客観的なエビデンスとして活躍する「PCログ管理」を含めたおすすめツール10選を詳しく解説します。

【目的別!PCログデータ活用術9選

PCログ管理ツールを探しているが、具体的な活用方法を知りたい。という方も多いのではないでしょうか。

  • データ活用のイメージを具体化させたい
  • どのような課題が解決できるか知りたい
  • 応用した使い方ができるか知りたい

本資料ではPCログのデータをどのような場面で活用できるのかを実際の画面を元に解説しています。PCログ管理ツールを検討の方は是非ご一読ください。

目次

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    結論:この記事のまとめ

    • 出退勤管理は企業の義務: 労働基準法に基づき、客観的な記録による労働時間の把握が不可欠。
    • 自己申告には限界がある: 打刻後のメール・チャット対応など、無意識の「隠れ残業」が漏れやすい。
    • 「PCログ」の活用が有効: 自己申告と実際の稼働時間の乖離を可視化することで、労務リスクを低減できる。
    • ツールの選定が鍵: コストや勤務形態、操作のシンプルさを基準に、自社に最適なツールを選ぶことが重要。

    リモートワークで出退勤管理が不可欠な理由

    リモートワークで出退勤管理が不可欠な理由

    リモートワーク下において、出退勤管理は単なる「事務作業」ではなく、企業のコンプライアンスを守るための「生命線」です。


    労働基準法に基づく「労働時間の適正な把握」の義務化

    厚生労働省が定める「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」では、労働時間を適正に把握することは雇用主の義務であると明記されています。


    具体的には、「原則として、使用者が直接確認するか、タイムカード、ICカード、パソコンの使用時間の記録等の客観的な記録を基礎として確認し、適正に記録すること」が求められています。自己申告だけに頼る管理は、実は法的なリスクを孕んでいるのです。


    目に見えない「隠れ残業」と長時間労働の防止

    自宅というプライベート空間では、仕事と私生活の境界が曖昧になりがちです。

    「メールを1本返してから寝よう」
    「打刻は済ませたが、キリが悪いからもう少し進めよう」


    こうした「隠れ残業」は、管理者の目が届かない場所で進行します。適切な管理がないと、従業員が知らないうちにオーバーワークに陥り、心身の健康を損なうリスクが高まります。


    公正な人事評価と従業員のメンタルヘルスを守る重要性

    リモートワークでは「サボっているのではないか」という疑念だけでなく、「頑張っているのに見てもらえていない」という従業員側の不満も生じやすいものです。


    出退勤と業務ログを可視化することで、離れた場所でも「誰がどれだけ業務に貢献しているか」が明確になり、公正な評価と孤立感の解消につながります。


    リモートワークにおける出退勤管理の3つの課題

    対面での管理ができないリモートワーク特有の課題を整理します。


    自己申告の曖昧さ:始業・終業時刻の正確な記録が困難

    多くの企業が導入している「自己申告制」の打刻。しかし、打刻後のメールやチャット対応などは自己申告の記録では漏れがちです。

    また、逆に「実際は働いていないのにPCをつけっぱなしにしている」といった申告時間の水増しも、管理側からは確認する術がありません。


    中抜け時間の扱い:家事や育児による一時離席の管理

    リモートワークのメリットは柔軟な働き方ですが、それが管理を複雑にします。

    「子供の送り迎えで1時間離れる」「宅配便の対応で5分中抜けする」といった時間をどう管理するか。これを厳格にしすぎると利便性が損なわれ、曖昧にしすぎると「総労働時間」の計算が合わなくなります。


    サボり・監視への不安:不信感の連鎖

    「姿が見えない」ことは、管理者側に「サボっているのではないか」という不安を、従業員側に「常に監視されているのではないか」というプレッシャーを与えます。この相互不信は組織のエンゲージメントを著しく低下させます。


    重要なのは「監視」ではなく「把握」です。

    管理の目的が「罰するため」ではなく「守るため(過重労働防止)」であることを明確に打ち出す必要があります。


    リモートワークの主な出退勤管理手法

    現在主流となっている管理手法を比較しました。

    管理手法 コスト 正確性(客観性) 管理の手間
    チャットツール △(自己申告)
    スプレッドシート ゼロ ×(改ざん可能)
    勤怠管理システム 中~高 〇(リアルタイム)
    PCログ管理ツール 中〜高 ◎(客観的な証拠)

    PCログ管理ツール:実働時間と申告時間の乖離を可視化

    単なる「打刻」ではなく、「PCが実際に動いていた時間」を記録する手法です。これは「客観証拠」となります。

    厚生労働省のガイドラインを完全に遵守するためには、勤怠システムとPCログの突合が最も効果的です。


    失敗しない!リモートワーク向け管理ツールの選定ポイント

    • 1. コストが見合っているか
      導入費用だけでなく、毎月のランニングコストが自社の予算に見合っているかを確認しましょう。利用人数によって単価が変わるものも多いため、将来の増員も見据えたシミュレーションが重要です。

    • 2. 勤務形態にあっているか
      裁量労働制、フレックスタイム制、シフト制など、自社の就業規則にツールが対応しているかを確認します。特にリモートワーク特有の中抜けや、時差出勤の集計がスムーズに行えるかどうかが選定の鍵となります。

    • 3. PCログ取得機能の有無
      「打刻時間」と「実際のPC稼働時間」に乖離がないかを自動でチェックできる機能があるか。これが労働基準監督署の調査等に対する強力な防護壁になります。

    • 4. 操作のシンプルさ
      「使いにくい」ツールは、従業員の入力漏れを誘発します。ワンクリックで打刻でき、中抜けの記録も直感的に行えるUIを選びましょう。


    リモートワークに最適なおすすめ出退勤管理・ログ管理ツール10選

    【客観性ログ取得】実態把握と労務コンプライアンスを両立

    1. MITERAS 仕事可視化

    PCログと打刻時間を自動で突合し、隠れ残業や乖離を可視化します。「監視」ではなく、従業員の働きすぎを守るための分析・アラート機能が充実しています。

    引用元:https://www.persol-bd.co.jp/service/product/s-miteras/

    2. F-chair+

    F-chair

    「着席」「退席」ボタンで時間を記録し、ランダムな画面キャプチャで業務内容を可視化します。離れていてもチームの稼働状況が視覚的に分かります。

    引用元:https://fchair-plus.jp/

    3. Qasee

    Qasee

    PC内の操作負荷をAIが分析し、組織の生産性や従業員のストレス傾向をレポート化します。業務のボトルネック特定やメンタルケアに役立ちます。

    引用元:https://qasee.jp/


    【バックオフィス拡張型】給与計算・入社手続きまで一気通貫

    4. freee人事労務

    freee人事労務

    複雑な勤務体系や法改正にも自動対応。従業員の打刻データはリアルタイムで反映され、集計作業を大幅に削減します。もちろん給与計算等との連携もスムーズで、ミスのないバックオフィス運用を支援します。

    引用元:https://www.freee.co.jp/hr/

    5. ジンジャー勤怠

    jinjer勤怠

    あらゆる人事データを一元管理できるプラットフォームで、法改正への自動対応も迅速です。スマートフォンやタブレットなど多彩な打刻方法に対応しています。

    引用元:https://hcm-jinjer.com/kintai/

    6. ジョブカン勤怠管理

    ジョブカン勤怠管理

    業界最大級の導入実績を誇り、必要な機能だけを組み合わせて安価に運用可能です。シンプルな操作性で、多種多様な就業形態に柔軟に対応できます。

    引用元:https://jobcan.ne.jp/


    【勤怠管理システム】シンプルかつ確実な打刻管理に特化

    7. KING OF TIME

    KING OF TIME

    市場シェアNO.1のクラウド勤怠管理システムで、指紋、顔認証、GPSなど打刻手段が非常に豊富です。複雑なシフト管理や休暇管理もこれ一つで完結します。

    引用元:https://www.kingtime.jp/

    8. マネーフォワード クラウド勤怠

    マネーフォワードクラウド勤怠

    直感的なUIで、ITに不慣れな現場でもスムーズに導入・運用できます。働き方改革関連法に対応したアラート機能も標準搭載されており安心です。

    引用元:https://biz.moneyforward.com/attendance/

    9. HRMOS(ハーモス)勤怠

    HRMOS勤怠

    少人数のチームであれば無料で全機能を利用開始できる、ベンチャー・中小企業に人気のツールです。シンプルながら、残業管理や有休管理など必須機能が揃っています。

    引用元:https://hrmos.co/kintai/

    10. 楽楽勤怠

    楽楽勤怠

    専任担当者による手厚いサポート体制が特徴で、システム移行や初期設定が不安な企業を強力に支えます。有休管理や残業集計など、複雑な労務規定にも対応可能です。

    引用元:https://www.rakurakukintai.jp/


    リモートワークの勤怠管理に関するQ&A

    Q:中抜け時間は労働時間に含まれますか?
    A:一般的には含まれません。
    ただし、就業規則で「中抜けを休憩時間として扱う」旨を明記する必要があります。PCログを取得可能なツールでは「中抜け状況」が確認できます。


    Q:PCのログイン履歴だけで勤怠管理を完結させても良いですか?
    A:推奨できません。
    ログイン履歴は勤務実態の裏付けとして役立ちますが、「実際の業務に従事していたか」の証明として不十分とされるリスクがあります。勤怠打刻情報との突合が推奨されます。


    Q:従業員から「監視されている」と反発されないための対策は?
    A:目的を「健康管理」と「評価の適正化」に置くことです。
    「誰がサボっているかを見つける」ためではなく、「誰が頑張りすぎていないかを見守る」ための導入であると説明し、社内規定に明文化することが不可欠です。


    適切な管理がリモートワークの質を高める

    リモートワークの出退勤管理は、もはや単なる時刻の記録ではありません。
    法規制を遵守しつつ、従業員が安心して働ける環境を整えるための「コミュニケーション基盤」です。
    自社の課題が「事務効率化」なのか、それとも「過重労働やサービス残業の防止(客観性の担保)」なのかを明確にした上で、最適なツールを選定しましょう。


    特に、「PCログ」と「自己申告」の乖離をなくしたいとお考えであれば、まずは客観的なログ取得に定評のあるMITERAS仕事可視化のようなツールの検討をおすすめします。


    適切な管理体制の構築が、結果として組織の生産性と従業員の満足度を最大化させる近道となります。

    MITERAS仕事可視化の紹介ページはこちら


    ※文中の社名、商品名などは各社の商標または登録商標である場合があります。

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