- クロストーク(OJT)
未経験でも入社後に活躍できる理由とは?
入社前に感じていた不安をOJTで解消
梶原 幹嗣
KANJI KAJIWARA
プロセスデザインコース
入社年月:2000年 新卒入社
入社してから現在まで、エンジニアとしてBPO事業におけるさまざまなプロジェクトを経験。現在は検定試験プロジェクトに携わりながら、新卒で入社した長のメンターとして新入社員の教育も担当する。
長 優花
YUUKA OSA
プロセスデザインコース
入社年月:2022年 新卒入社
入社後1カ月間の新卒集合研修を経て、BPO事業領域に配属となりメンターの梶原から業務レクチャーを受け、OJTでエンジニア業務を習得。
OJTとは「On-the-Job Training」の略で、新入社員に対して上司や先輩が指導役となり、実務を通して知識やスキルを教える手法です。パーソルビジネスプロセスデザインでは、文理問わず新卒採用を行っており、入社時にIT未経験だったたくさんの社員が、今もなお活躍しています。 今回は未経験にしてBPO領域のシステムエンジニア職として配属され、現在活躍している22卒の長さんと、当時OJTを担当した梶原さんに配属時のことをお話しいただきました。
入社の決め手となったのは
フォローの手厚さと社員の人柄
まず初めに、二人が当社に入社を決めた理由を教えてください。
梶原
私は、パーソルビジネスプロセスデザインの前身であるパーソルワークスデザインに、システムエンジニアとして新卒で入社しました。
就職活動ではほかの企業の選考も受けていましたが、パーソルワークスデザインから届いた合格通知に手書きのメッセージが一言添えられていて、このような丁寧な対応をしている会社ではたらきたいと思い、入社を決めました。入社後は、BPO事業におけるシステム開発に従事し、保険業界、教育業界、地方自治体などさまざまな案件を経験しました。
長
大学のサークルでHPを作成した経験から、自分の手で何かを作り出すことに面白さを感じ、将来はIT技術を活用したモノづくりをしたいと思うようになりました。そのため、就職活動ではIT業界に絞って企業選びをしていました。就職活動を通じて初めてパーソルビジネスプロセスデザインを知ったのですが、業界問わずさまざまなお客さまと一緒に仕事ができるという点に惹かれ応募しました。最終的な入社の決め手は、フォローの手厚さと社員の人柄です。内定後に実際にはたらいている社員の方との面談の場を設けてもらえ、具体的な業務内容や仕事の難しさ、やりがいなどを聞くことができたので、自分がはたらいている姿がイメージしやすかったです。また、話しやすい社員が多く、この人たちと一緒にはたらきたいという思いが高まり、入社を決意しました。
所属する部署の役割と、担当業務について教えてください。
梶原
具体的な業務内容としては、クライアントの事務業務を実行する上で必要となるシステムの開発を中心に、データ処理や専用用紙への出力・発送業務を行う協力会社のほか、社内の担当部署との調整・連携など幅広い業務を担当しています。 また、私と長さんが所属する部署では、社内の運用部門の社員が効率的に業務を遂行できるようにサポートする役割があり、業務フローの見直しやシステムの導入など、社内のDX化推進の機能も担っています。 長さんが新卒で入社してからは、私がメンターとなりOJTで業務を進めています。
長
現在は資格検定業務のプロジェクトをメインに担当していて、検定試験の主催者であるお客様に代わり、システム開発や試験後の後処理など資格試験に関するさまざまな業務をサポートしています。そのほかにも、保険業界や教育業界、地方自治体などさまざまなお客様から、申込書の作成やデータ処理など幅広い事務業務をサポートしています。
お客様だけでなく、
社内の業務効率化も目指しOJTで業務を習得する
OJTの内容や進め方について教えてください。
梶原
まずはプロジェクトの全体像や業務フローを説明し、手順書や工程表をもとにどんな業務があるのかをキャッチしてもらいました。ただ、言葉だけの説明では業務のイメージがわかないと思うので、システム開発で使用するソフトを私が操作している姿を最初に見てもらったあと、実際に長さんにも操作してもらって、良かった点や改善点をフィードバックするという流れで進めていきました。現在は業務の習得状況に応じて一人でできそうな工程については長さんにどんどんお任せしています。
梶原さんがメンターとして業務を教える上で意識していたことはありますか?
梶原
最初は誰でも、分からないことが何なのかすら分からないという状態でスタートするのは当然なので、「分からないことや気になったことは何でも聞いてね」と伝え、質問しやすい雰囲気をつくるようにしていました。あとは、長さんの意見を否定せず、なぜそう思ったのかを聞いてからアドバイスをするようにしています。最初から意見を否定すると萎縮してしまって質問や相談がしにくくなってしまいますし、何より長さんにはのびのびとはたらいてほしいと思っていたので、まずは長さんの意見を聞くということを意識して、コミュニケーションを大切にしていました。初めて長さんと会ったときにすごく控えめな印象があったので、大丈夫かなと心配していたのですが、実際に業務を教えていくと「これもやっておきますか」と積極的に質問してくれるので、良い意味でギャップがありましたね。
OJTを振り返ってみてどうですか?
長
最初のうちは何もわからない状態だったので、自分にこの仕事が務まるか不安でした。説明を聞いても業務のイメージがわかず、一人で実行できるようになるまでがとても大変でした。ただ、何度か同じ業務を繰り返すうちに徐々に慣れ、目先の業務だけでなく他部署の業務も含めてプロジェクト全体の流れを意識しながら進められるようになってきた点では、少しずつですが自身の成長を感じています。 徐々に一人でできる業務が増えてきたのは、梶原さんが質問しやすいようにいつも気にかけてくれているからだと思います。最初はこんな質問をしても大丈夫かなと躊躇してしまうこともありましたが、どんな質問に対しても丁寧に優しく教えてくれるのでとても感謝していますし、今も安心して業務を進めることができています。
梶原
最近は長さんが一人でも対応できる業務が増えてきました。自分がメンターとしてレクチャーをする中で、今までできなかったことができるようになって、日々成長していく長さんの姿を間近で見ていると、自分のことのように嬉しく思います。さまざまなプロジェクトを経験して、新しいことにどんどんチャレンジしていってください。更なる成長を期待しています!
システムの活用により、
仕事を仕組み化できたときにやりがいを感じる
BPO事業のエンジニアはどういったスキルが必要ですか?
梶原
エンジニアではありますが、ただシステム開発だけを行っているわけではありません。当社は、協力会社、社内の事務処理部門、システム部門、コールセンター部門と連携し合って進めているため、社内外の多くの関係者と密にコミュニケーションを図りながら、正確に要望をヒアリングし、解決策を考える力が必要だと考えています。技術的な面では、プログラミング言語をマスターするというよりも、なぜそのシステムを作るのか、必要な対応事項は何か、どのくらいのスケジュールで進めるのかといった要件定義や業務設計をいかにロジカルに考えられるかが重要だと考えています。
エンジニアとして、はたらくやりがいや面白さは何ですか?
梶原
日々進化するIT技術を学び続ける必要があるので、そこが一番苦労する点ではありますが、それ以上に新しいシステムを開発し、導入したことで工数が大幅に削減できたときに、やりがいや面白さを感じます。今まで苦労しながら手動で行っていた作業をボタン一つで処理できる仕組みを作ることができたときには、何よりも社内の運用メンバーに喜んでもらえますし、残業やコストの削減にもつながるので、陰ながら業務効率化や生産性向上に貢献できているという実感があって嬉しいですね。
長
研修の一環としてアンケート集計のアプリを開発したのですが、自分で一から考えて作ったアプリが正常に動作したときにはすごく感動しましたし、とても嬉しかったです。今、通常業務のほかに課内の情報共有とコミュニケーションの促進を目的とした課内報の企画・制作も担当していて、開発したアンケート集計のアプリを活用して課内報に対するアンケートの集計を行っています。アプリの開発を経験して、自分のアイディアを形にできるシステムエンジニアならではの楽しさを味わうことができましたし、課内報の作成を通じてチームメンバーの知らなかった一面やパーソナルな部分を知ることができて嬉しかったです。 これからも業務を通じていろいろなことを学び、ゆくゆくは業務効率化に貢献できるシステムを開発できたらいいなと考えています。
お互いを高め合い、
業務の効率化に貢献したい
今後の目標やキャリアビジョンを教えてください。
長
まずは今教えてもらっている業務をいち早く習得し、一人で実行できるようになることが目標です。将来的には未経験で入社した新入社員が安心してはたらけるよう、梶原さんのようなメンターを目指すとともに、プロジェクトの中核を担う存在としてスキルアップしていきたいと考えています。あとは、所属部署の目標である業務の自動化を促進し、生産性向上とサービス品質の向上に力をいれていきたいです。
梶原
明確に「こうなりたい」というキャリアビジョンは正直まだ定まっていません。ただ、長年BPOのプロジェクトに携わってきて、新しいシステムを開発できたときや、経験のないプロジェクトを成功できたときに達成感ややりがいを感じていたので、これからも新しい知識の習得に励み、お客様の業務効率化につながるシステムの開発や運用支援、社内のサポートに注力していきたいです。
最後に、お互いにメッセージをお願いします!
長
いつも優しく教えていただきありがとうございます。人見知りな性格もあり、最初は質問することに躊躇していたのですが、今では気軽に質問や相談もできる頼れる存在です。梶原さんから仕事を教えていただいたことで、自分自身の成長を実感することができているのでとても感謝しています。これからもよろしくお願いします!
梶原
これまで二人三脚で業務を進めてきて、大変なこともたくさんあったと思いますが、これからもいろいろなプロジェクトを経験してお互いに成長していきましょう!
所属部署・掲載内容は取材当時のものです。