- クロストーク(面接)
面接は単なる「合否判定」の場ではない。 学生と共に「はたらいて、笑おう。」を見つけるために、 私たちが追求している面接へのこだわり
二見 祐夫
SACHIO FUTAMI
BPO事業本部 BPO第1統括部 ビジネスデザイン部 部長
役職:最終面接官
入社年月:2000年 新卒入社
ビジネスデザイン部の部長で、プロセスデザインコースの最終面接官を務める。対話を通じて学生の良さを引き出し、当社とのマッチングを丁寧に図るという面接スタイルで学生からの信頼も厚い。今回はたくさんの学生と向き合う最終面接官の立場から、面接で意識していることや学生に求めたいことなどをお話しする。
菅野 美幸
MIYUKI KANNO
人事本部 人事統括部 人材採用部 部長
役職:採用責任者
入社年月:2009年 新卒入社
人材採用部の部長 で、当社の新卒採用およびコーポレート部門の中途採用の責任者を務める。今回は採用責任者という立場から、当社の価値観や私たちが追求している選考体験へのこだわりを語る。
打田 和沙
KAZUSA UCHIDA
人事本部 人事統括部 人材採用部 新卒採用第3G ユニットリーダー
役職:採用プロジェクトリーダー
入社年月:2020年 新卒入社
新卒採用担当として、採用イベントの企画・運営や学生面談などを行う。入社時は関西でプロセスデザインコースの一員としてはたらき、入社2年目で新卒採用グループへ異動。今回は当社の面接設計に携わる立場から、当社選考にかける想いを紹介する。
「面接官は、面接でどんなことを知りたいのか?」 「限られた面接時間で自分の思いをしっかり伝えられるのか不安…」 「面接でどんな風に受け答えすればいいのか分からなくて怖い…」など、面接に対する疑問や不安を抱えながら面接を受ける方も少なくないでしょう。しかし、私たちパーソルビジネスプロセスデザインは、採用面接を「企業が求職者を一方的に評価する場」とは考えていません。今回は、私たちが面接という特別な機会をどのように捉えているのか、また学生にどんな時間を過ごしてほしいかをお伝えするために、最終面接官、採用責任者、採用プロジェクトリーダーの3名によるクロストークをお届けします。
失敗を恐れず、変化を楽しむ。
大切なのは「はたらいて、笑おう。」への共感
失敗を恐れず、変化を楽しむ。
大切なのは「はたらいて、笑おう。」への共感
はじめに、パーソルビジネスプロセスデザインの全体像についてお聞きします。皆さんが感じている「共通のカルチャー」などはありますか?
二見
正直なところ、3つの異なる母体が一つになったばかり(2024年10月1日に設立)で、まだ足並みが完全に揃っているわけではありません。そのような中で共通のカルチャーを挙げるとすれば、「新しいものにチャレンジしていこう」という気概は旧3社の壁を越えて共通している気がします。失敗を恐れず、前を向いてビジネスを展開していく姿勢などですね。
菅野
それは、パーソルグループが掲げるビジョン「はたらいて、笑おう。」が根にあるからだと思います。年齢や性別に関係なく、自ら「やりたい」と手を挙げる人を歓迎し、組織として後押しする。私自身もこのカルチャーに強い愛着があります。加えて、お客様の業務をお預かりするBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)という事業特性上、「貢献意欲」や「顧客志向」が高い社員が多いのも当社の特徴ですね。
打田
私もお二人の考え方に共感します。というのも、BPOという業態だからこそ特定のやり方に固執せず、お客様のニーズに合わせてはたらき方や考え方を柔軟に変えていく必要があるからです。そのため組織全体がフラットで、機動力が高く、はたらく人自身も非常に柔軟性が高いと感じています。
菅野
その柔軟性はサービス提供の側面だけでなく、日々のコミュニケーションなどでも感じますね。
面接における当社の特徴や、面接で大事にしていることを教えてください。
菅野
採用活動で大切にしているのは、私たちの「ビジョンやミッションを伝え、共感でつながる仲間を迎えること」です。採用とは、同じ方向に歩める仲間を見つける活動。だから当社の面接は単なる「選考(見極め)」ではなく、互いの未来を重ねる「接続(マッチング)」の場だと考えています。学生の皆さんが「何を成し遂げたいのか」「何ができるのか」を深く理解し、その上で私たちが「どんな機会を提供できるか」を丁寧にお伝えする。もちろん面接官も、その目線で臨んでいます。……ですよね?二見さん(笑)。
二見
もちろんです(笑)。私は2回ある面接のうち最終面接を担当していますが、常に「評価者である前に対話者でありたい」と考えています。面接時間を「一方的な質疑応答」ではなく、本音を引き出す「対話」にすることが私の役割です。最近では生成AIを使って「型にはまった回答」を準備している学生も増えていると聞きますが、私はあえてそこを崩し、その人自身の思いや考えがあふれ出るようなフラットな空気作りを意識しています。
打田さんは、「面接の場づくり」の設計に携わっているのですよね?
打田
そうです。私は、面接官のスキルアップを通じて学生の面接における体験価値を高めることを目指し、その設計に取り組んでいます。二見さんのような面接官が増えることで、当社と出会っていただいた学生が「“はたらく"って思っていたよりも楽しそうだな」と感じたり、「はたらいて、笑おう。」というメッセージに共感したりしてくれると思っています!
二見
そう言ってもらえて安心しました(笑)。
ビジネスパーソンと本気で向き合う採用面接は、就活をする学生にとって視座を高める重要な機会です。皆さんのお話を聞いていると、そこで得たものを別の就職活動やこれからの人生にも活かしてほしいというスタンスを感じますね。
菅野
はい、まさにそう思っています。仮に当社とご縁がなかったとしても、選考を通じて「はたらくことの楽しさ」に気づく機会になれば嬉しいです。就職活動やその後のキャリアで活きる“視座の変化”につながる場にしたい——その積み重ねが「はたらいて、笑おう。」の実現にも近づくと考えています。
いかに真摯に学生と向き合うか。
選考参加者に"気づき"を持って帰っていただくために
いかに真摯に学生と向き合うか。
選考参加者に"気づき"を持って帰っていただくために
当社の面接で特に重要視していることや、取り組んでいる工夫を教えてください。
打田
「面接官がいかに真摯に学生と向き合うか」が重要だと考えています。そのため、学生にとって面接という時間が良いものだったかどうかを判断するアンケートを面接後に実施しています。年々工夫を重ねることで学生からの評価は着実に上昇しており、「面接官の方が自分のことを深く理解しようとしてくれた」といった定性的な高評価コメントも増えています。
二見
面接構成における工夫としては、面接時間のうち約半分を「学生への質問」に使い、残りの半分を「学生からの質問への回答」に充てていることです。質問において最も注視しているのは、エピソードの華々しさや結果そのものではなく、プロセスの「行動原理」と「再現性」を確認すること。特に以下の3つの要素が揃っている学生は、入社後に伸びる傾向があります。
1つ目は、好奇心を持って自分で課題を見つける力(課題感)。2つ目は、課題解決のために自ら主体的に動ける力(主体性/実行力)。そして3つ目は、ガクチカやアルバイトなどで取り組んだことに対し「できた」「うまくいかなかった」で終わらせず、成功や失敗の要因について考え、改善やブラッシュアップに取り組める力(再現性)です。
なぜ「結果」より「プロセス」を重視するのでしょうか?
二見
プロセスを最重要視する理由として、BPO業界は変化が激しく、お客様ごとに規模感も抱える課題も異なるという特殊性があります。昨日の正解が今日のうちに陳腐化してしまうような世界です。このような環境においては、自身で課題設定ができ、その課題解決のために自ら行動し、次に同じような事象が生じた場合に最適解を導くことができる「再現性の高いスキル」を持った人材が真に求められます。そうした背景から、行動の流れや判断の根拠といった行動原理と再現性が確認できるプロセスを引き出せるような問いを投げかけることが多いですね。
菅野
「論理性」や「感情面」についてはいかがでしょうか?
二見
論理性についても、重視する要素の一つではあります。話の構造や、因果関係の明確性などですね。論理的に話が組み立てられる学生は、 入社後のコミュニケーションエラーも少ない傾向にあります。感情面については「その人の価値観」と「行動の源泉」を知る手掛かりにはなりますが、感情“だけ”を追いかけても本質は見えません。重要なのは、感情が行動につながっているかどうか。感情が行動の起点になっている人は主体的に動けることが多いので、感情も考慮するポイントの一つとしています。
結果をアピールする学生も多いですが、結果はあくまで「参考値」としています。なぜなら学生時代の成果は環境要因に左右されやすく、結果だけで能力を測ると「環境に恵まれただけ」の学生を採用してしまう可能性があるからです。ですので、結果は「そのプロセスが正しかった証拠としての位置づけ」程度で考えています。
「入社後のミスマッチ」を極限まで減らすために
解像度を高める情報提供をしていきたい
「入社後のミスマッチ」を極限まで減らすために
解像度を高める情報提供をしていきたい
選考で内定に至る学生に、共通する要素はありますか?
菅野
先ほどの二見さんの話にも通じますが、内定に至る学生に共通しているのは、思考・行動・価値観の「一貫性」です。自己PR、学業や課外活動での取り組み(ガクチカ)、志望動機に通底する価値観が明確で、当社のカルチャーとフィットしている学生は入社後も安定して力を発揮しやすいと感じています。
二見
加えて、他者を巻き込む力や価値観の明確さも重要です。当社の企業活動においては、個人技に頼るのではなく、チームでお客様の課題を解決していく点が特長です。顧客への価値提供という共通の目的のために周囲を巻き込み、組織として成果を出せる人材が高く評価されます。価値観については、明確なほうが私たちのカルチャーにフィットするかどうかを判断しやすくなりますね。
打田
面接はマッチングの場なので、ただ一方的に学生の話を聞くだけではなく、当社の仕事と結びつけてはたらくイメージを持ってもらう必要があると考えています。BPOは対応領域が非常に幅広いため、学生の皆さんからは分かりにくい部分もあります。だからこそ「あなたの行動は、私たちのビジネスではこの部分に紐づきますね」といったように、面接の場で面接官から丁寧に説明してもらうことが、双方にとって理想的なマッチングにつながると考えています。
菅野
当社はコースを細分化して採用していますが、目的は「入社後のミスマッチの最小化」です。自分が担う役割や挑戦できる領域の解像度を上げていただけるよう、選考プロセスでの情報提供を丁寧に行っています。
二見
最終面接の際、「この方は別のコースのほうが能力を活かせるのでは?」と判断した場合は人事へフィードバックし、本人の特性が最も発揮できそうなポジションを一緒に考えることもあります。この柔軟なマッチングこそが、当社ならではの強みだと思います。
学生がついつい構えてしまう最終面接で、どう本音を引き出しているのですか?
二見
まずは冒頭で「今日は相互理解の時間にしましょう」という、いわゆる“安全宣言”を自分からします。その上で、アイスブレイクの時間を単なる雑談で終わらせず、事前にいただいた資料からその人の興味やお互いの共通点などを掘り下げ緊張をほぐします。「評価者と被評価者」という壁を取り払い、「互いに知りたいことがある人同士」としての関係性を序盤で築くことが本音を引き出す鍵です。
打田
学生からの質問の時間も長めに設定されていますよね。
二見
最終面接の場は、学生にとっても私たちの会社を知るための「最後のチャンス」です。ですので、私が担当しているプロセスデザインコースだけでなく、パーソルグループや当社全体に関することについても、質問が出尽くすまで丁寧にお答えします。また、最終面接後に追加で気になったことがあれば、「人事を通じて遠慮なくお問い合わせください」と伝えています。
菅野
すべては「納得感を持って意思決定してほしい」という思いからです。判断材料をできる限りお渡しし、選択肢の解像度を高め、最後はご自身の意思で選べるように伴走します。
二見
私もその一心で向き合っています。
最後に、エントリーを検討している方へ伝えたいことはありますか?
二見
自分の目で見て、心で感じた「直感」を大切にしてほしいです。今はオンライン選考が主流ですが、もし志望度が高く入社を迷われているなら、ぜひ人事に「皆さんがはたらいている職場を見学させてください」と言ってみてください。そこではたらく人が生き生きとしているか、この中に入ってみたいと思えるか。その肌感覚は、入社後のギャップを埋める重要な要素になります。
菅野
やりたいことが明確に決まっていないという学生は多いですし、決めなければいけないとプレッシャーを感じている人もいると思います。だからこそBPO事業はおすすめです。BPOという仕事は、多様な業界やプロジェクトに関わる中で、後から自分の強みや「本当にやりたいこと」に出会える環境があります。「いろいろな経験をして成長したい」という思いがある方は、ぜひ私たちの門を叩いてみてください。私たちは、皆さんの可能性を信じ、誠実に向き合います。
打田
就活では「正しい答え」を言おうと構えてしまいがちですが、大切なのは皆さんの「素直な思い」です。私たちも皆さんの思いを受け止めるために、誠実に、全力で良い場を提供することをお約束します。型にはまらない、あなた自身の声を面接で聞かせていただけるのを楽しみにしています。
所属部署・掲載内容は取材当時のものです。
