バックオフィス代行の相場はどれくらい?
「バックオフィス代行の相場はどれくらいですか?」と聞くと、多くの記事やサービスサイトでは 「月額5万円〜30万円程度」 と書かれています。ただ、この数字だけを見ると「幅が広すぎて参考にならない…」と感じる方も多いのではないでしょうか。
実際、この感覚はかなり正しくて、バックオフィス代行の相場は “決まった定価”があるものではありません。
バックオフィス代行の相場は「月額5万円〜30万円」と幅がある理由
バックオフィス代行の金額に幅が出る一番の理由は、会社ごとに任せたい内容がまったく違うからです。
たとえば、
- ・月に数回の請求書作成だけをお願いしたい会社
- ・経理、人事、総務をまとめて見てほしい会社
- ・担当者が退職して、丸ごと引き継いでほしい会社
これらをすべて同じ料金にするのは、そもそも無理があります。
そのため、多くのサービスでは「業務量」「業務の種類」「関わり方」によって金額が変わり、結果として月5万円〜30万円以上 というレンジになるのです。
バックオフィス代行の費用を判断する前に知っておきたい前提
ここで一つ、大事な前提があります。バックオフィス代行の相場を見るときに「できるだけ安いところを探そう」という発想だけで進めてしまうと、後悔するケースが少なくありません。なぜなら、バックオフィス代行は、ただ作業をやるだけなのか、業務を理解して継続的に回してくれるのかで、中身がまったく違うからです。
一見安く見えても、依頼できる内容がかなり限定的であったり、毎回細かく指示を出す必要がある、などといった条件がついていることも珍しくありません。
相場を見るときは、「この金額で、どこまでやってくれるのか」という視点をセットで持つことが重要です。
バックオフィス代行の「相場が分かりにくい」と感じる理由
バックオフィス代行の相場が分かりにくいのは、あなたの理解が足りないからではありません。
むしろ、
- ・正社員のように月給が決まっていない
- ・派遣社員のように時間単価が単純でもない
- ・業務内容が会社ごとにバラバラ
という性質上、分かりにくいのが当たり前のサービスです。
だからこそ大切なのは、「相場はいくらか?」を一発で知ろうとするのではなく、どんな料金体系があるのか、自社はどのタイプに近いのかを順番に整理していくことが重要です。
バックオフィス代行の料金体系は?
バックオフィス代行の相場が分かりにくい理由のひとつが、料金の決め方が1つではないことです。サービスによって細かい違いはありますが、多くの場合、料金体系は次の3つに分かれます。
- ・月額固定プラン
- ・時間単価プラン
- ・作業量ベース
それぞれ「向いている会社」が違うので、順番に見ていきましょう。
月額固定プラン|毎月の業務をまとめて任せる
月額固定プランは、毎月◯万円で、決まった範囲の業務を任せるタイプです。
バックオフィス代行と聞いて、多くの人がイメージするのがこの形かもしれません。
◎相場感
- ・月額 5万円〜30万円前後
- ・任せる業務量・範囲によって上下する
◎よくある依頼内容
- ・経理(請求書、入出金管理、仕訳チェックなど)
- ・人事、労務(勤怠管理、入退社対応の補助など)
- ・総務、事務(契約書管理、社内手続き対応など)
◎向いている会社
- ・毎月、安定して発生する業務がある
- ・バックオフィスを「継続的に回してほしい」
- ・社内に専任担当を置くほどではないが、兼務が限界
月額固定の良いところは、「今月はいくらになるんだろう…」と悩まなくていい点です。
一方で、業務量が少ない月でも金額は変わらないため、「たまにしか頼まない」という会社には割高に感じることもあります。
時間単価プラン|必要な分だけ頼みたい場合
時間単価プランは、「時間×単価」で費用が決まる仕組みです。
「今はそこまで業務量が多くない」「まずは試しに使ってみたい」という会社が選ぶことが多いプランです。
◎相場感
- ・1時間あたり5,000円〜8,000円前後
◎向いている会社
- ・依頼したい業務がピンポイント
- ・月によって業務量の波が大きい
- ・まずは小さく外注したい
時間単価プランは、無駄なコストが出にくいのがメリットです。
ただし、毎回細かく指示を出したり、時間管理が前提になることもあるため、業務が増えてくると「結局、月額固定のほうが楽だった」となるケースも少なくありません。
作業量ベース|請求書◯件など成果物単位
作業量ベースは、「請求書1件いくら」「記帳◯件でいくら」といった形で料金が決まります。
◎相場感
- ・請求書作成:1件数百円〜
- ・記帳代行:仕訳1件◯円〜
◎向いている会社
- ・業務内容がかなり限定されている
- ・作業内容が完全に決まっている
- ・単純作業だけを外注したい
一見すると安く見えますが、対象外の業務はすべて別料金になることが多いのが注意点です。
「これもお願いしたかったけど、別料金だった」というズレが起きやすいのも、このタイプの特徴です。
業務内容別|バックオフィス代行の相場目安
ここからは、「実際にどんな業務を頼むと、いくらくらいになるのか?」をイメージしやすいように、業務内容別に相場感を整理していきます。
あくまで目安ですが、多くの中小企業が検討するラインとして参考にしてください。
経理の相場
バックオフィス代行の中でも、一番ニーズが多いのが経理まわりです。
◎よくある依頼内容
- ・請求書の作成、送付
- ・入出金の確認
- ・経費精算のチェック
- ・仕訳入力や会計ソフトへの反映
- ・月次の数字整理(税理士連携用)
◎相場目安
- ・月額5万円〜15万円前後
業務量が少なければ月5万円前後、請求件数が多かったり、数字をある程度見ながら動いてもらう場合は10万円を超えるケースが多くなります。
経理は「毎月必ず発生する業務」なので、月額固定プランで依頼されることがほとんどです。
人事・労務の相場
人事・労務も、社内で抱えると意外と負担が大きい領域です。
◎よくある依頼内容
- ・勤怠管理のチェック
- ・給与計算の補助
- ・入退社時の手続き対応
- ・社労士とのやりとりの補助
◎相場目安
- ・月額5万円〜20万円前後
従業員数が10名未満であれば、比較的コンパクトな金額で収まることが多いですが、人数が増えるにつれて金額も上がりやすくなります。
また、人事・労務は「ミスが許されない」「法改正が絡む」分野なので、
単純な作業だけでなく、チェック体制まで含まれるかどうかで価格差が出ます。
総務・事務の相場
総務・事務は、一つひとつは小さいものの、積み重なるとかなり時間を取られる業務です。
◎よくある依頼内容
- ・契約書、書類管理
- ・社内申請の対応
- ・備品発注、管理
- ・メールや問い合わせ対応
- ・簡単な資料作成
◎相場目安
- ・月額5万円〜10万円前後
業務が限定的であれば、時間単価プランで月数万円からスタートするケースも多くあります。「社員が片手間でやっている事務」をまとめて外に出すイメージに近いです。
複数業務をまとめて依頼する場合の相場
実際には、「経理だけ」「人事だけ」ではなく、複数の業務をまとめて頼みたいというケースも多くあります。
◎よくある組み合わせ例
- 経理+総務
- 経理+人事・労務
- 経理+人事+総務(バックオフィス全体)
◎相場目安
- ・月額10万円〜30万円前後
このくらいの金額になると、「正社員を1人雇うのと比べてどうなの?」と考え始めるラインでもあります。
ただし、採用コストがかからない、引き継ぎリスクが小さい、業務量に応じて調整できる、などといった点を考えると、単純な金額比較では判断できないケースも多いです。
人を雇う場合と比べると、コストはどう違う?
バックオフィス代行の相場が月10万円〜30万円前後と聞くと、「それなら人を1人雇ったほうがよくない?」と感じる方も多いと思います。
ここでは、正社員・派遣社員・バックオフィス代行それぞれのコストを、現実的な視点で比べてみましょう。
正社員を1人雇った場合にかかる実際のコスト
まずは正社員です。仮に、月給25万円のバックオフィス担当者を採用した場合を考えてみます。
◎表に出やすいコスト
- ・月給:25万円
- ・年間給与:300万円
一見すると、「月25万円なら、代行とそんなに変わらない」ようにも見えます。ただ、実際にはこれだけでは済みません。
◎見落とされがちなコスト
- ・社会保険料(会社負担分)
- ・賞与(ある場合)
- ・採用費(求人広告・紹介料など)
- ・教育、引き継ぎコスト
- ・退職時のリスク(急な欠員)
これらを含めると、年間400万円〜500万円以上になるケースがほとんどです。
さらに、業務量が少ない時期でも固定費は下がらない、属人化しやすい、などといった点も、中小企業では無視できないポイントです。
派遣社員を使う場合の費用感
次に、派遣社員の場合です。バックオフィス業務では、派遣社員を活用している会社も少なくありません。
◎一般的な相場感
- ・時給:2,000円〜3,000円前後
- ・月160時間稼働の場合
→ 月32万円〜48万円程度
派遣社員は、採用の手間が少なく、短期間で入ってもらえるといったメリットがあります。
一方で、指示・管理は社内で必要であったり、業務改善や仕組み化までは期待しづらいという現実もあります。
「とりあえず手を動かしてほしい」という場面では有効ですが、バックオフィス全体を安定して回す役割としては、少し物足りなく感じるケースも多いです。
バックオフィス代行と正社員雇用、派遣社員の違い
ここまでを整理すると、それぞれの特徴は次のようになります。
◎正社員
- ・長期的に任せられる
- ・社内にノウハウがたまる
- ・コストと採用リスクが高い
◎派遣社員
- ・すぐに来てもらえる
- ・手を動かす業務に強い
- ・管理・指示は社内負担
◎バックオフィス代行
- ・月額10〜30万円前後から利用可能
- ・業務量に応じて調整しやすい
- ・採用・退職リスクがない
- ・複数人、複数業務で対応されることが多い
単純な「月額の安さ」だけを見ると、派遣社員や正社員のほうが安く見える瞬間もあります。
ただ、実際には安定して回すための手間やリスクまで含めて考えると、見え方が変わってきます。
「安さ」だけで比べると失敗しやすい理由
バックオフィス代行の検討でよくある失敗が、月額費用だけで判断してしまうことです。
たとえば、
- ・安い派遣社員を入れたが、結局指示に時間が取られた
- ・正社員を採用したが、業務量が足りず持て余した
- ・1人に任せた結果、退職時に業務が止まった
などといったケースは珍しくありません。
バックオフィスは、「誰がやるか」だけでなく、どう回るかが重要です。
会社規模・状況別|バックオフィス代行の費用シミュレーション
ここまで相場や料金体系を見てきましたが、やはり一番知りたいのは、
「うちの場合、いくらくらいになりそう?」
という点だと思います。そこでこの章では、中小企業でよくあるケースをもとに、現実的な費用感をシミュレーションを解説します。
従業員10名未満の会社の場合
創業期〜立ち上げ直後の会社では、バックオフィス業務はだいたいこんな状況が多いです。
◎よくある状態
- ・経営者や営業担当が事務を兼務
- ・請求書、経費精算、勤怠管理が後回し
- ・「そのうち整えよう」と思いながら回っていない
◎よくある依頼内容
- ・請求書の作成、送付
- ・経費精算のチェック
- ・勤怠データのまとめ
- ・会計ソフトへの入力補助
◎費用シミュレーション
- ・月額5万円〜8万円前後
この規模の場合、フルで任せるというよりは、最低限のバックオフィスを回す補助役として使われることが多いです。
「正社員を雇うほどではないけど、もう限界」というタイミングで、最初の一歩として選ばれやすいゾーンです。
30名前後で業務が回らなくなってきた場合
従業員が20〜30名規模になると、バックオフィスの負担は一気に増えます。
◎よくある状態
- ・経理、人事、総務が1〜2人に集中
- ・月末月初が常にバタバタ
- ・ミスや抜け漏れが増え始める
◎よくある依頼内容
- ・経理全般(請求・入出金・月次整理)
- ・勤怠管理、給与計算の補助
- ・入退社対応
- ・社内手続きの整理
◎費用シミュレーション
- ・月額10万円〜20万円前後
このフェーズでは、派遣社員を入れるか、正社員を採るかと比較されることが多くなります。
ただ実際には、業務量がまだ不安定であったり、採用しても教育が追いつかないという理由から、バックオフィス代行で一度整理する、という選択を取る会社も少なくありません。
バックオフィス担当が1人辞めた場合
意外と多いのが、「バックオフィス担当が急に辞めた」ケースです。
◎よくある状態
- ・引き継ぎが不十分
- ・業務内容がブラックボックス化
- ・誰も全体を把握していない
この場合、単純な人手補充ではなく、業務の立て直しが必要になります。
◎よくある依頼内容
- ・現状業務の洗い出し
- ・経理、人事、総務の引き継ぎ
- ・マニュアル化、運用整理
- ・日常業務の代行
◎費用シミュレーション
- ・月額15万円〜30万円前後
一時的には高く感じるかもしれませんが、採用が決まるまでのつなぎであったり、業務を整理したうえで次に引き継ぐという使い方をすると、結果的に遠回りを防げるケースも多いです。
よくある「想定より高くなる」ケース
最後に、費用が想定より上がりやすいケースも押さえておきましょう。
◎金額が上がりやすい要因
- ・業務内容が整理されていない
- ・「これもついでに」が多い
- ・社内ルールが属人化している
- ・急ぎ・イレギュラー対応が多い
こうした状態だと、作業時間や工数が増え、結果として相場より高くなりやすくなります。逆に言えば、業務を整理しながら任せられるサービスであれば、長期的にはコストが安定しやすくなります。
バックオフィス代行を選ぶ前に知っておきたい注意点
バックオフィス代行を調べていると、「月1万円台」「かなり安い」といったサービスが目に入ることもあります。
コストを抑えたい気持ちは自然ですが、安さだけで選ぶと、あとから困るケースも少なくありません。
ここでは、相場より安いサービスを選ぶ前に、最低限知っておきたいポイントを整理します。
安さ重視で起きやすいトラブル
まず多いのが、「思っていたのと違った」というズレです。
◎よくあるケース
- ・できる業務がかなり限定されている
- ・少しイレギュラーが出ると追加料金
- ・対応スピードが遅い
- ・毎回こちらが細かく指示しないと動けない
料金が安い背景には、「対応範囲をかなり絞っている」「作業として割り切っている」といった事情があることが多いです。
その結果、「結局、社内の手間が減らない」「管理工数が増える」という本末転倒な状態になりがちです。
バックオフィス代行の業務がブラックボックス化するリスク
もう一つ注意したいのが、業務が見えなくなるリスクです。安価なサービスでは、
- ・担当者が頻繁に変わる
- ・誰が何を把握しているのか分からない
- ・マニュアルや記録が残らない
などといったことが起きやすくなります。
一時的には回っているように見えても、サービスを切り替えたいときや社内に戻したいときに、「中身が分からず引き継げない」という問題が表に出てきます。バックオフィスは、止まると会社全体に影響が出る領域です。
「今安い」よりも、「この先も安心して任せられるか」という視点が欠かせません。
業務の引き継ぎや改善まで見てくれるかどうか
相場より安いかどうかを判断するときは、次の点を必ずチェックしておくのがおすすめです。
◎確認しておきたいポイント
- ・業務内容を整理しながら進めてくれるか
- ・マニュアルやルールを残してくれるか
- ・将来、別の人や会社に引き継げる状態になるか
- ・「とりあえず回す」だけで終わらないか
安いサービスがすべて悪いわけではありませんが、短期の作業代行なのか、継続前提の支援なのかで、役割は大きく違います。
バックオフィス代行は、単なるコスト削減ではなく、会社の土台をどう安定させるかという話です。
バックオフィス代行の相場を見極めるチェックポイント
ここまで読んでいただくと、「相場は分かったけど、結局どう判断すればいい?」と感じている方も多いと思います。
この章では、バックオフィス代行の相場を“自社目線”で見極めるためのチェックポイントを整理します。
価格表を見る前に、ぜひこの順番で考えてみてください。
バックオフィス代行に何をどこまで任せたいかを整理する
まず一番大切なのは、「何を任せたいのか」を曖昧にしないことです。
よくある失敗は、
- ・とりあえず全部大変だから外に出したい
- ・相談しながら決めようと思って丸投げする
などといった状態で話を進めてしまうことです。最低限、次のような点は整理しておくと、相場のズレが起きにくくなります。
◎整理しておきたいポイント
- ・経理、人事、総務のどこを頼みたいか
- ・毎月必ず発生する業務は何か
- ・たまにしか発生しない業務は何か
- ・判断や意思決定は社内でやるのか
ここが整理されていないと、見積もりがブレたり、「思っていたより高い」という感覚につながりやすくなります。
バックオフィス代行の相場と自社状況がズレるポイント
バックオフィス代行の相場は、「平均」ではなく「前提条件つきの目安」です。
そのため、次のような条件があると、相場より高くなったり、安くなったりします。
◎相場より高くなりやすいケース
- ・業務フローが整理されていない
- ・社内ルールが属人化している
- ・イレギュラー対応が多い
- ・緊急対応を求めることが多い
◎相場より抑えやすいケース
- ・業務内容がある程度決まっている
- ・使用ツールが統一されている
- ・指示・承認フローがシンプル
- ・月ごとの業務量が安定している
「相場より高い=損」ではなく、なぜその金額になるのか説明がつくかどうかが重要な判断基準です。
バックオフィス代行を長く利用できるかどうかの判断軸
バックオフィス代行は、短期でコロコロ変えるものではありません。
そのため、目先の金額だけでなく、長く使えるかどうかも必ず見ておきたいポイントです。
◎チェックしておきたい視点
- ・業務が増減したときに調整できるか
- ・将来、内製化・採用に切り替えられるか
- ・引き継ぎやマニュアルが残るか
- ・特定の担当者に依存しすぎない体制か
「今いくら安いか」よりも、「数年後も困らずに済みそうか」という視点で見ると、相場の見え方はかなり変わってきます。
相場は「答え」ではなく「判断材料」
バックオフィス代行の相場は、「この金額が正解」という答えではありません。
- ・自社の状況
- ・任せたい範囲
- ・将来の見通し
これらを踏まえて、納得できるラインを探すための判断材料です。
バックオフィス代行の相場についてよくある質問(FAQ)
ここでは、バックオフィス代行の相場について、実際によく聞かれる質問をまとめました。検討の最終段階で迷いやすいポイントなので、自社の状況と照らし合わせながら読んでみてください。
バックオフィス代行の相場は、安いほどいいですか?
必ずしもそうではありません。相場より安いサービスは、
- ・対応範囲がかなり限定されている
- ・作業だけで、改善や引き継ぎまでは見てくれない
といったケースも多くあります。大切なのは、「その金額で、どこまでやってくれるのか」がはっきりしているかどうかです。
安くても、社内の手間が減らずにむしろ管理工数が増えるのであれば、結果的に高くつくこともあります。
バックオフィス代行は月額でいくらからお願いできますか?
内容にもよりますが、月額5万円前後からスタートできるケースは多いです。
たとえば、
- ・請求書作成だけ
- ・経費精算のチェックだけ
- ・勤怠データのまとめだけ
といった、業務を絞った依頼であれば、比較的コンパクトな金額に収まります。
「最初から全部任せないとダメ」ということはないので、小さく始めて、必要に応じて広げていく考え方も十分アリです。
バックオフィス代行の業務内容や金額は途中から変えられますか?
多くのバックオフィス代行サービスでは、途中での調整が可能です。
実際には、
- ・業務が増えたので範囲を広げたい
- ・内製化が進んだので一部を戻したい
- ・繁忙期だけ増やしたい
といった相談はよくあります。ただし、サービスによって柔軟さは違うため、「どのくらいの頻度で見直せるか」「変更時のルールはどうなっているか」は、契約前に確認しておくと安心です。
バックオフィス代行は小規模な会社でも使って大丈夫ですか?
むしろ、小規模な会社ほど相性がいいケースも多いです。
・従業員10名未満の会社では、
- ・専任のバックオフィス担当を置けない
- ・経営者や営業が事務を兼務している
という状況がよくあります。この段階で無理に正社員を採るよりも、必要な分だけ外に任せるほうが、負担が軽くなることも少なくありません。
人を雇うのと、バックオフィス代行だとどちらがお得ですか?
これは、会社のフェーズと目的次第です。
たとえば、
- ・業務量がまだ安定していない
- ・属人化を解消したい
- ・採用リスクを避けたい
という場合は、バックオフィス代行が向いています。一方で、業務量が常に多い場合や社内にノウハウをためたいというフェーズであれば、正社員を採用する選択も自然です。
大切なのは、今の会社に合っているかどうかで判断することです。
バックオフィス代行の相場は「自社に合うか」で判断する
バックオフィス代行の相場は、月額4万円〜30万円前後と幅がありますが、金額だけで高い・安いを決めるのはおすすめできません。
大切なのは、「どの業務をどこまで任せたいか」「人を雇うより負担が減るか」などを整理したうえで、自社に合った金額かどうかを見ることです。相場は正解ではなく判断材料。
無理なく、安定してバックオフィスを回せる選択かどうかを基準に考えましょう。