導入サービス
応援券管理システムの開発と維持管理(応援券の発券・発送、応援券の請求処理、事業者の管理、システムメンテナンス)
お客さまの声
事業の企画段階から参画してもらえるパートナーが必要だった
当事業の内容は、子育て家庭の不安感を解消し、子育ての負担の軽減を図るため、家庭の子育て力を高めるような有料サービスに使える子育て応援券を対象世帯に交付しています。
また、サービスを提供する事業者が、子育てを通じた地域貢献の役割を行政とともに協働で進めていく制度でもあります。
対象世帯、事業者管理など、複雑で大量のデータ処理が必要であり、また事業が手探り状態でもあったため、一緒に企画段階から絡んでいただける委託先を選ぶ必要がありました。
処理だけの提案ではなく、事業のボトルネックを課題として認識
当事業を始めるにあたり、区の提示する条件で、事業企画への助言・相談、システム開発から維持管理までを一括して引き受けられる委託事業者をプロポーザルで選定しました。
その中で、パーソルビジネスプロセスデザインさんは、バーコードによる二重発券の防止策、運営後発生するであろうトラブルの対応と処理策を提案いただき、特に事業立ち上げ後に行う、登録サービスを充実させるため、サービス事業者募集の出張説明会の提案があったことが、他の委託事業者にはなかった提案であり、この事業立ち上げ時およびその後の事業展開において、ボトルネックであろう課題をしっかりと捉えていただいていたことが、委託業者選定の最重要ポイントとなりました。
高いレベルの品質で、度重なる変更にも柔軟に対応
事業開始当初は約130だったサービス提供者が2年で約1,000まで増えました。
その後は、事業見直しに伴うサービス承認の変更などにより、現在では約700となっています。
この点は事業立ち上げ時に、新規登録事業者向けの出張説明会実施に協力いただいた成果として顕著に表れています。
高品質のレベルを維持
役所の特性として人事異動が3年程度で行われ、異動時は前任者からの引き継ぎで業務を継続している状態であるが、パーソルビジネスプロセスデザインさんに委託していることで、それまでの詳細な経緯などを把握いただいていることで、高レベルのサービスを維持できているとともに、逆にこちらから幅広く相談させていただき、大変感謝しています。
度重なる変更への対応
区役所の事業ですが、事業見直しが頻繁に行われ、その度にシステム改修が必要となっています。
このため、システム上にバグが発生する確率も高くなります。
1つのシステムエラーから顧客(区民)の信頼を失ってしまった場合、その回復までは非常に長い期間を要します。
こういった頻繁に行われる事業の見直しによる、度重なる変更への対応にも柔軟に対応いただき、本当に助かっております。
プラスアルファの対応
通常の業務範囲からは少し外れるのですが、事業の見直しを行うにあたり、過去の状況・利用実績などの莫大な過去データをパーソルビジネスプロセスデザインさんに分析いただき、事業見直し検討の貴重な情報として活用させていただきました。
この分析データもこちらからの指示通りの分析だけでなく、この事業の理解度が高く、専門事業者の視点での分析データをご提供いただいており、契約プラスアルファの対応に非常に感謝しております。
杉並子育て応援券とは
杉並区では、子どもが育ち、子育てを支える新しい地域社会を作るために「杉並区子ども・子育て行動計画(2005~2009年度)(2005年10月策定)」を策定し、その重点事業の1つとして、19年度に「(仮称)杉並子育て応援券」の導入を打ち出しました
「杉並子育て応援券」とは、就学前のお子さんがいる家庭に、一時保育、子育て講座、親子参加行事などの有料の子育て支援サービスに利用できる券(チケット)を発行し、サービスを利用することで、地域の子育てを支援するものです。
「杉並子育て応援券」は、単なる「金券」を交付するのではなく、子育て家庭と子育てを応援する地域の人とをつなげる仕組みです、「親の子育て力」「地域の子育て力」を高め、子どもが育ち、子育てを支える新しい地域社会を作ることを目指した杉並区独自の事業です。
サービスを利用することで、子育て家庭が地域の人と関わりながら子育てできるようにするとともに、そのようなサービスを地域に増やし、子育てを応援する人を増やします。
応援券の2つの目的
- 子育て家庭の不安や負担を解消し、「親の子育て力を高める」
- まち全体で子育てを考えることで、「地域の子育て力を高める」
掲載内容は取材当時の情報です。
お客様プロフィール
杉並区役所
所在地 | 東京都杉並区阿佐谷南1-15-1 |
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事業内容 | 地方自治体 |
URL | https://www.city.suginami.tokyo.jp/ |